インフルエンザワクチン

 曇り、時折小雨がぱらつく天気である。外は比較的暖かい。日中に雨が降るらしいが、建物の中にいるため影響は無さそう。

 新型及び季節性のインフルエンザワクチンの予防接種は混乱が続いている。呼び名がインフルエンザワクチンなため、どちらのことを言っているのかお互いの意思疎通に不便を感じる。

 混乱を避けるために、呼称を変える位しないといけないだろうと思うが、またここで変えてしまえば混乱を起こすことは間違いない。


引用 日経ネット(http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20091021AT1G2003F20102009.html

 新型インフルワクチン、当面は2回接種

 新型インフルエンザのワクチンについて、厚生労働省20日、妊婦や基礎疾患(持病)のある患者などの接種回数を当面「原則2回」とし、年内にまとまる臨床試験の結果を待って1回接種が可能か判断することを決めた。1回接種は19日から優先接種が始まっている医療従事者の20~50代のみ。1歳から13歳未満の子供は2回接種が確定した。

 同省が実施した臨床研究で「1回接種で効果的な免疫反応が期待できる」という中間報告が出され、16日に開いた専門家の意見交換会で「13歳以上は原則1回」と結論付けられた。しかし、対象が20~50代の健康な成人に限っていたため判断を見直した。

 妊婦や13歳以上の中高生については11月中旬以降、国産ワクチンを使った数十人規模の臨床研究を追加で実施し、12月中旬以降に出る結果で1回接種が可能かどうか判断するという。

 年内の臨床研究ということは、結果が判る頃には既に流行のピークを過ぎている事になる。更に、その頃には季節性のインフルエンザの流行と重なるため、更に先行きは不透明と言う事に成る。

 最悪のタイミングできたものだから、その対応に混乱をきたすのは仕方ない事であるが、わが国の危機管理体制の脆弱さは、まさしく「平和ぼけ」そのものといってよい。

 危機が起きてからでは遅いが、起きた場合の対策を迅速に行える体制は是非必要でここをきちんとしなければ混乱が混乱を生むことになる。

 新型用ワクチンの一回接種も、効果があればそれに越した事は無いが、全て同じメーカーのものではなく外国の製造法の違うワクチンも混ざるためやってみなければわからない部分の方が多い。

 一回接種で効き目が無い場合、壮大な無駄をしたことになるし、更に一回接種でも副作用は当然確率的に間違いなく発生するため、無駄な上に余計な危険性を孕む事になる。

 今回の2回接種は妥当な結論だとは思うが、2回打つ事の危険率が高まる事も事実なわけで本当に痛し痒しである。