中国

 薄曇である。風は冷たい。並木もすっかり葉を落とし寒々としている。更に立ち枯れた木を切り倒したためすっかり見通せるようになってしまった。何年か前は、綺麗な並木道だったのに、時が徐々に姿を変えさせてゆく。物事に永遠が無いことを教えてくれる。


引用 日経新聞http://car.nikkei.co.jp/news/article.aspx?id=AN1D2404C%2024112009

 (11/25)広州モーターショー開幕 トヨタ、2010年販売数80万台狙う

 【広州=吉田渉】第7回中国(広州)国際汽車展覧会(広州モーターショー)が24日、広東省広州市で始まった。中国内外の約670社が出展し、70車種以上の新車を発表した。中国市場の規模は2009年に前年比4割増の1300万台に達する見通し。日本メーカー各社は「来年も10%以上の成長が続く」と見込んでいる。

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 中国の躍進が止まらない。一時期、中国の株式が暴落した際、中国崩壊説もでたが、そんな噂はお構いなしに世界の経済を引っ張っていく勢いである。

 広大な土地を持つ国において、自動車は無くては成らない移動手段に成るだろう。そして自動車業界がこぞって中国という販路を求めるのは道理である。

 更に中国経済の不透明さを於いても利益追求のために群がる姿は、ハエのようにも見える。

 アメリカがこけた今、世界のけん引役はすっかり中国のものとなった。EUもロシアも今回の痛手は大きく、繁栄していた国家は軒並み体力をなくしている。

 そして中国の他、インド、ブラジルなど、今まで後進国に甘んじていた国々が次の世界を担おうとしている。

 それは昔の日本の戦国時代のようなものである。しかし、昔と違うのは、統治する国の多くががそれぞれ核兵器を常備しているということである。

 

 この先の未来は、大きく変わることは間違いない。その中で日本はどのように存在できるのだろうか?誰もこの先の事は見通せないが、日本が今までの輸出大国で居られないことは間違いないことである。