防寒対策

 曇り空。雲の少ないところから朝日が時たま顔を見せる。目の前を、雪の欠片が風に揺られて落ちてくる。大勢の仲間からはぐれてしまった雪のようである。

 昨日は、12月の第1週の日曜であった。すでにそれなりの寒さが周りに押し寄せている。朝晩などは、ストーブを着けていない部屋の寒さは、真冬のそれである。

 少しでも灯油代を減らそうと、寝室の窓に防寒シートを貼ろうと思い立ちホームセンターに出かけた。

 同じことを考える人は大勢いるようで、入り口すぐの処に売り場が設けられていた。その殆どは、良く壊れやすいものを包んでいる梱包材のようなものであった。普通梱包材は、片面はプチプチと一般に呼ばれているように、指で押せば弾けて音が出るように成っているが、防寒シートの場合両面が薄いシートで覆われているため、プチプチのように指で弾けさすことはできないように成っている。だから、もし何も気にしないなら梱包材を貼っても良いわけである。

 北海道の窓は、本州の家と異なり、二重窓か、複層ガラスが使われている。最近では、省エネのため本州でも使われているようだが。

 寝室の窓は、複層ガラスなので、少しは冷気の伝わりは少ないように出来ているのだが、やはり寒いときは窓の表面を手で触ると冷気が伝わってくる。

 まず窓をぬれタオルで良く表面のホコリや汚れを落とすことから始める。それが乾いたら、窓の大きさに合わせてシートをカットするのだが、固定しない限り切る時にズレ易いので、貼りつけてからカットする方が楽である。

 窓の表面を霧吹きの水で十分湿らし、シートを張り付ける。そしてはみ出た縁は、定規を合わせカッターで切っていくのだが、間の空気の層がカッターの切れ味を鈍らせ中々綺麗には切り落とせない。少しキザギザの部分が出るが、材質が材質なのでそれほど目立事は無い。

 その結果なのだが、思ってたより効果は絶大である。自分では気休め程度の思いで行ったのだが、窓側から冷気が降りて来なくなった事が最大の効果である。

 

 さらについでに、毛布と敷毛布を購入した。これで冬場の燃料代を相当節約できるのではないかと思っている。