高校サッカー

曇り空。 昨日録画した、高校サッカーを見た。 準決勝に上がるチームは、かなり上手い。ボールに馴染んだ印象である。 Jリーグが出来てからここ最近、高校サッカーは劇的に変わった。一言で言えばおしゃれになった。 10年くらいまでは、出てくるどのチームもゴール前にボールを放り込み体力勝負というチームばかりであった。 しかし今は違う。パスありドリブルありタテポンありと攻めは多彩である。更に選手個々の足元の確かさはパスの精度も上がりパススピードもJクラブの選手達と遜色ない。下手をするとJの何処かの選手よりボール扱いは上手い。 更に全員走らされているので、体力も問題ない。そこにテクニックが付いてくればこの先の日本のサッカーレベルも期待してよいのではないだろうか。 簡単に見た感想。  前橋育英 − 鹿児島城西 前評判は、前橋育英の守備対攻撃の鹿児島城西というものだった。しかし、開始早々の鹿児島城西のゴールから、前橋育英のプランは狂ってしまったのではないだろうか。 一点取られてから前橋育英の反撃が始まった。そして相手の守備ラインが下がりゴール前で簡単にパスを廻せるために怒涛の攻撃で逆点に成功する。そして更に一時3−1になった時点で、これはと思わせたが、前橋育英の足が止まり始めたことから鹿児島城西の攻撃が始まりあっと言う間に逆転する。 壮絶な点の取り合いは、前橋育英にとって不利だったはずである。あの開始後直ぐのゴールがなければ、もう少し落ち着いた展開に持ち込めたはずである。 更に、鹿児島城西の大迫選手は、上手く、そして落ち着いていた。一人で打開できる能力は見事。相手も2人マークをつけると他の選手がフリーになる。それでも育英の選手は対応していたが、少しずつ不運が重なった。 広島皆実 − 鹿島学園 この試合、広島皆実の守備とパス回しが鹿島学園を圧倒していた。何も良いところを見せることなく敗れてしまった感がある。 そして、上手く入れた一点を守りきった広島皆実が決勝に勝ち進んだ。 決勝は、鹿児島城西 − 広島皆実となった。 準決勝の2試合を見る限り、鹿児島城西が優勢だが、試合巧者の広島皆実が上手く主導権を握り相手の攻撃を寸断できれば、相手のディフェンスがそれ程組織だっていないだけに最少得点で逃げ切れるかもしれない。