大麻問題

雪が風に舞う、その雪も大粒の雪だったり小粒だったり時間と共に変化している。予報では、このまま降り続かないようだ。空は曇り、外気温もそれ程寒いというところまで低くは無い。北海道の内陸部では−20度というところもあったようだ。 大麻問題は、解決に時間が掛かりそうである。北海道では、数年前高校で大麻が密売されていたことで新聞記事になった事がある。若い頃に興味本位で手を出すという事はありえることで、そのうちの何割かが常習になり、その後他の薬物に手を出す事につながっていくのだろう。 覚醒剤などの麻薬を売る側は、少しでも多くの人間が薬物に手を出してもらえば将来の売り上げにつながるのだから、大麻はその切欠として都合の良い薬物かもしれない。  だから、今回の大麻騒動で上手く指導していかなければ、今後国内での麻薬取り締まりに大きな問題を産む可能性がある。 しかし、今の大麻の取り締まりは、警察主導で、社会的な取り組みが無いことが問題である。それは大麻の吸引を犯罪とみなさない社会人が多く存在するからである。 そのところをきちんと整理しないと、警察に捕まることだけが犯罪で、捕まらなければ犯罪では無いという意識が生じるだろう。 更にもう一つ、スポーツ選手の大麻吸引が問題となっているが、これもただスポーツ界から見せしめのため追放するのでは無く、きちんと更生すればすればまた復帰できる体制を作るべきだろう。 大麻の吸引を軽いものと考えているのではなく、その行為が悪い事だったという事を他のスポーツ選手に教育する教材にすべき事だと思う。それが出来なければ今後何も解決しないし、またぞろ摘発される選手が出てくるだろう。 そのあたりは、社会的指導を強めていくしかない。その典型例が、未成年者の煙草である。社会的に注意をする人がいなくなり、昔は陰で吸っていたものが、今では堂々と歩き煙草となり、更に未成年の吸引があたかも許されているようなTVドラマや映画が存在する。こうなっては、法律で未成年の煙草の吸引が禁止されていたとしてもだれもそれをとがめるものもいなくなった。或いは警察官もトラブルが嫌で見てみぬ振りをする社会になってしまった。 このままで行けば、大麻なども徐々に非合法でも取り締まりできなくなる状況に成ってしまうだろう。更にその先にある社会は、その先の段階である次の麻薬に進む事になってしまうだろう。