夜半に降り始めた雨も5時頃には上がった。朝日は雲間から差す程度で、白い雲が空の大半を覆っている。吹く風は冷たい。
何やら政局も動き始めたようだ。小沢さんが辞めないでいたから自民党も解散をズルズルと先延ばししてた感がある。景気対策も、あの批判を浴びた小渕政権当時を髣髴させる、今がよければ責任は後延ばし状態である。誰も責任を取らず、今の付けは後世の人が片付けてもらえば良いと思っているのだろう。
これは、先が短い老人に陥りやすい思考といえる。今この時を凌げば、或いは自分の生きている間波風が立たなければと思えば、誰も辛い思いをしたくは無い。その筆頭が国会議員かもしれない。政治家も60歳定年制にしなければこの先の日本は無いかもしれない。
いくら年寄りに先人の知恵があろうとも、責任を取らない知恵は、百害あって一利なしというしかない。
