曇り空そして気温も低い中での試合。ただし風が全く無いのがせめてもの救いだった。
今日の入りは5千人程度。競技場はコンサドーレの雨具で赤く染まった。
試合は、お互い中盤のチェックが激しいため、ボールが行き来する。
札幌はその中で、ホームのはずなのに滑る選手が多すぎである。何時も良い芝生の上で練習ばかりしているに違いない。
札幌の攻めは、相手が戻ってからサイドを抉る攻撃を繰り返す。その単調な攻めは相手が戻ってしまっては余り効果なく、中々決定機が生まれない。
その中で相手の裏に出すボールをこのコンデションでは効果的と思っていたら、デフェンスの裏をついてキリノ選手が抜け出す。そしてキーパーを交わしゴールをきめる。
札幌が先制するが前半残り時間を見て、1-0で終わらす。
後半は、守りきろうとする札幌と、得点を入れようとする徳島の戦いになる。札幌は徐々に受身になり押されてきたところで、相手にCKを与える。
その瞬間札幌の選手の気持ちが軽かった。案の定相手にヘッドで同点ゴールを決められる。
試合は、お互い力勝負。何度かチャンスを掴むが結局1−1で試合終了。
札幌は、ホームの理を生かせず、更に相手の力を真正面から受けて引き分けで終了した。見ていて本当に歯がゆい。皆が若いからか、中々試合を落ち着かせることが出来ない。一人が慌てればそれが他の選手に伝わり、皆が慌ててしまう。
更に一番最年長の砂川選手がゲームを落ち着かせることが出来ず、却ってリズムを悪くする点が残念である。あのタイミングでゲームに入り王様の働きをする子と事態が無理なのだろうか?