クライトン選手さようなら

 朝4時頃、東の空は見事な朝焼けだった。そして今弱いシャワーのような雨が降ってきた。

 全英オープン、石川君は予選落ちしてしまった。当然放送は録画で前半部分を見ただけなのであるが、そこまでは上等なゲームをしていた。それから後半大崩れしたようである。本当に残念である。
 それと同時にウッズ選手も予選落ちしてしまった。前半でも相当自分のプレーに不満だったらしい。あれでは石川選手も迂闊に近づけないだろう。
 画面には、石川選手を追っかける報道陣が映っていた。少し見苦しい場面ではある。もう少しスマートに出来ないものだろうか、見た目はワイドショーのカメラの群れを想像させる。

 今回石川選手の予選落ちにがっかりしているのは、テレ朝だろう。お金の力でウッズ選手と同組にしたのに、両選手が予選落ちしては決勝ラウンドの視聴率が心配になるだろう。
 決勝ラウンドの右上に出るキャプションは、今度は久保谷選手になるのだろう。でもあれも子供じみていて見栄えは悪い。誰があんなものを考えたのだろう、疑問。

 コンサド−レ札幌は、今日函館で試合である。あのクライトン選手が突然の契約解除になりその後のチームの状況が心配である。その報道と前後して直ぐに日本人DF一人と、外国人選手一人を補強発表したのだから、クライトン選手が辞めるのは規定の事実だったのだろう。
 
 チーム戦術から言えば使いづらい選手では有った。ここ数試合、クライトン選手がボールを持つと必ずドリブルになりスピードダウンしてしまった。更に札幌の選手も動きが悪くボールを受けようとする体勢が中々とれないところがあった。
 更にクライトン選手がパスを出す選手が、第一にキリノ選手、第二に藤田選手、砂川選手と凡そ決まっていたように思う。そのためその選手がフリーでなければ自分でドリブルで突っかけていくと言うパターンばかりで、攻めに変化をもたせることが出来なかった。
 
 とはいっても、他の選手の攻撃に対するセンスをここに来て判ったということだろう。それはクライトン選手を責める事は出来ない。もっと的確な指示を監督が出すべきだったと思う。それが出来ないためクライトン選手が自分の考えで動く、それを周りが理解できないというように悪循環となってしまった。

 もう既に3位以内を確保するには厳しい状況であるが、今シーズンを来シーズンに向けての強化試合と捉えて戦って欲しい。そうすれば幾らか応援のし甲斐がある試合になるだろう。