札幌 vs 岡山

 曇り空の厚別で始まった試合。徐々に雨が降り出し試合途中から強くなり始めた。f:id:intol:20090725224604j:image

 今日こそは思い応援に出掛けた。岡山には申し訳ないが、今日札幌が試される試合である。もし今日も負けることがあれば、チームは崩壊したことだろう。

 試合開始から札幌の攻勢が続くが、ゴール前の決まった形が全く見られない。本当にゴール前までは見事なパスでボールを運ぶのだが、あのペナルティエリア前に来ると何故か攻めることが出来なくなってしまう。これは札幌のカラーといってよい。
 それでも、相手の反撃を防ぎながら札幌は攻め続ける。

 雨の芝生で滑ってばかりいたキリノ選手が、スパイクを履き替えた。その後であった、相手の裏をつくパスからキリノ選手が抜け出し滑り込みながらシュートこれが見事決まる。
 札幌のゴールを目の前で見るのは久し振り

 その後、札幌は相手の反撃を抑えながらまたしても裏に抜け出した西選手がゴールを決める。何と言うことでしょう2点を前半の内にとる試合は久し振り。
 前半は、それで終了。

 後半開始早々、何度か札幌がチャンスを作るが、中々フィニッシュに持ち込めない、そうしているうちに岡山に反撃を食らう。何度か札幌も粘り強いディフェンスで相手のボールを跳ね返す。
 しかし、スルスルと上がった相手の選手にボールが入りシュートを打たれゴール。これで2−1。
何時ものように人は多いのに相手のマークを外してしまう。深追いは禁物だが、受け渡しをするまでは自分のマークしている選手を離してしまう。

 札幌の選手はこれで明らかに下を向いてしまった。
 しかし、雨空の天は札幌を見放さなかった。相手のゴール前の持ち込んだ西選手がシュート。それが入ってしまった。
 本当に今までフリーのシュートが入らなかったのに、これはというシュートが入るのである。キリノ選手のシュートも難しい体勢だったが、西選手のシュートもゴールから離れていたため入るとは思わなかった。

 これで3−1とまた2点差にし、これで漸く安心と思ったのも束の間、2点差をつけたのに相変わらず前掛りになる札幌の選手たち。確かに攻撃は最大の防御だが、攻撃が跳ね返された時の事を考えていない。案の定反撃されるとそのままゴール前に持ち込まれ、シュートを打たれゴールを許す。

 またもや1点差に詰められてしまう。ここで何時もと違う石崎監督。宮澤選手に代え芳賀選手が入る。守備的交代ははじめて見たような気がする。その後何時ものとおり、中山選手、上原選手を投入。ボールをキープすべきところを簡単にボールを離してしまう。これは上原選手の課題。そして中山選手は相変わらず見ていてゴールの気配すらない。

 札幌の選手の動きも止まり始めたが、相手の選手も同じ。後半も終わりに近づいた頃、札幌の攻撃から上原選手がシュート。それが相手の選手に当たり、丁度ループシュートのようになりGKの頭を越しゴール。
 この得点は、相手の反撃の気力をそぐ効果的な得点となり、そのまま試合終了。

 今日は、本当に札幌にとって幸運な日だった。あれだけシュートが決まれば、こんなに楽なことは無い。
 しかし、相変わらず札幌のゴール前の守備は下手。ゴール前に一列に並んで守備をする光景が今日も見られた。あれでは相手にフリーに打たれるのは必死。もう少し何とかしないと上位のチームに勝つのは難しい。