麻薬

 雲が空の6,7割方を占めている。その間から太陽が顔を覗かせている。このまま雲が無くなり晴れ間が広がればよいのにと思う。
 以前の猛暑の夏の時は、早く夏が終われば良いのにと思っていた。本当に自分勝手な言い分である。

 今日は、朝から麻薬と覚醒剤がらみのニュースが2件流れていた。一件は、女性の不審死が絡んでいるので本当はこちらが本筋なのかもしれない。

引用 共同通信http://www.47news.jp/CN/200908/CN2009080301000823.html

 押尾学容疑者を逮捕 合成麻薬使用の疑い
 
 警視庁麻布署は3日、合成麻薬MDMAを使用したとして麻薬取締法違反の疑いで、俳優の押尾学容疑者(31)=川崎市=を逮捕した。女性死亡事案に絡み、署で事情聴取を受けた際、尿検査でMDMAの陽性反応が出た。

 麻布署によると、押尾容疑者は「2日に知人からもらった固形物を飲んだが、違法なものとは思っていなかった」と容疑を否認している。

 2日夜、東京都港区の高級マンション、六本木ヒルズの部屋で30代の女性が死亡していると119番があった。押尾容疑者はこの部屋で女性と一緒にいて、女性に異変を感じたため自分のマネジャーを呼び、その後部屋を立ち去った。マンションの防犯カメラには、押尾容疑者と女性が別々に建物に入る姿が写っていた。

引用 共同通信http://www.47news.jp/CN/200908/CN2009080301000921.html

 酒井法子さんの夫逮捕 覚せい剤所持容疑

 警視庁渋谷署は4日までに、覚せい剤取締法違反(所持)の疑いで、女優酒井法子さん(38)の夫で自称プロサーファーの高相祐一容疑者(41)を現行犯逮捕した。

 逮捕容疑は、東京都渋谷区で覚せい剤を所持した疑い。渋谷署によると、署員が高相容疑者に職務質問した際、所持品から覚せい剤が見つかり、3日未明に逮捕した。


 最近の逮捕者の増加は、芸能界だけということではなく世間一般に広く麻薬汚染が広まっている。
 その中でこういった報道が与える影響を考えると、ニュースとして流れてよいものか考えてしまう。

 この場合、犯罪者として逮捕されているのであるから、その見せしめ効果は充分にあるだろう。麻薬・覚醒剤は違法であることを世間に周知することになる。
 しかし、その反対に逮捕される事が報じられる事で、芸能界では違法行為は、逮捕されなければ許される行為なんだなと思われるだろうし、あの芸能人もやっているなら自分がやっても問題ないだろうと罪の意識を軽減させる。
 更に芸能人などは、簡単にまた仕事に復帰する印象がある事で、逮捕報道の際の皆がもつ犯罪は悪い事だという意識を軽減させる事になる。

 個々の事例では、本当に罪の意識を持ち反省をしているはずだが、再犯を繰り返す芸能人を見ているとそれを許す芸能界と言う体質の悪さを感じずにはいられない。
 本当に日本から麻薬・覚醒剤の蔓延を防ごうと警察が考えるなら、まず芸能界から浄化作戦を行うべきだろう。更に芸能界は犯罪者を受け入れない体勢にしなければ徐々に内部から崩壊していくだろう。もう崩壊しかかっているのかもしれないが。