新型インフルエンザ

 今日も雨である。既に降り方は霧雨になり豪雨とはなっていない。雨は夜中に降り始めたようで道路には既に水溜りがある。予報では、午後からの雨となっているがこのあたりでは終日雨なのだろう。

 引用 共同通信http://www.47news.jp/CN/200908/CN2009081901000794.html

インフル1週間で86人入院 重症化防止に症例集配布へ
 厚生労働省は19日、新型インフルエンザに感染し、今月12日から18日までの1週間に入院した患者は全国で計86人に上ると発表した。このうち重症化のリスクが高い基礎疾患(持病)がある人は死亡した3人を含む36人。医療・福祉施設などでの集団感染の発生件数は16日までの1週間で約660件に上り、7月下旬の調査開始からの総数が約1700件に達した。

 夏の間流行が下火になっていた新型インフルエンザが流行の兆しを見せている。
 夏の間の流行は、収まるということで来ていたが、やはり新型ということで完全に流行を抑えることは不可能であった。

 今回流行の兆しを見せている沖縄は、観光地であり人の往来が激しいところである。インフルエンザ発生地からの観光客も立ち寄る場所であるため、今回の集団感染に結びついたのだろう。
 その点で言えば、北海道も観光地であり、人の往来も激しいため、今後の流行が予想される。更に気候的にも冷涼に今後なるためインフルエンザの増殖も活発になるだろうことから一番気を付け無ければならない土地でもある。

 更に新学期が始まり、通勤通学の際集団で接触する可能性が高まりいよいよ防ぎようの無い自体に陥るだろう。
 感染者が出た場合学校閉鎖が考えられるが、それも有効な方法とはならないだろう。もしその対策が有効であったとしても、殆ど授業が行えないと成った場合、受験を控えた親たちがそれを許さない可能性の方が高い。
 
 予防策は、手洗いとうがいであるが、人が大勢集まる場所に近づく場合マスクが有効である。マスクの有効性を疑問視する意見があるが、やはり効果はある。ただし、マスクの頻繁な交換が必要である。同じマスクを長期間使用するのは使用方法としては間違っている。

 もう一つの予防策は、新型インフルエンザのワクチンであるが、これを全国民に摂取する量は今回は用意できないようである。更に言えば、ワクチンは人の免疫力を高めるためで、必ずしも有効である保証は無い。ワクチン接種したとしても感染しないという保証はない。更に今回の新型インフルエンザに対してどの程度予防効果があるか未知数である。

 今回、再度新型インフルエンザの流行が活発し始めたということは、潜在的な感染者が既に多数存在するという事である。その人たちの大多数が既に免疫力を獲得していると考えられる。それが唯一の救いかもしれない。

 今年の10月頃には、新型インフルエンザと従来の季節性インフルエンザが流行し始める可能性が高いため、その頃日本国内がパニックにならないよう国には対策をお願いしたい。
 もし医療機関の職員が集団感染すればその医療機関の機能がストップしてしまう事になる。そうなれば多くの人命が失われる可能性がある。
 それを医療関係者が一番恐れているのだが、それに対する対応方法は、国から示されていないのが現状である。

 今の現状は、自己責任で予防するしかないようである。手洗いうがいは頻繁に行うことが大切である。