景色

 今朝の気温は、6時頃で7度と冷え込んだ。昨日の快晴と打って変わり、雲が空を覆っている。それでも気まぐれのように雲の切れ間から薄日が差すがそれも直ぐに隠れてしまう。


 連休の中日のためか、早朝から行きかう車が多い。普段の倍は走っている。朝早く仕事があるのか遊びに行くのか分からないが、人の移動は活発である。

 自分はどうかというと、遊びに行くのではなく、走り込みを目的としている。そのため早朝長距離を走ってしまうと、一日そのままで終わってしまう。
 夏の間の走り込みが不足していたため、余りからだが動かない。少しハードにすると体のあちこちが悲鳴を上げる。
 その悲鳴を抑えつつ体を動かしながら一歩一歩ずつ歩を進める。少しずつながら体が動けば周りの景色も変わる。既に水田の稲穂は頭を垂れ、収穫を待つように黄金色に染まってきれいである。
 更に吹く風もひんやりとし、体から発散する熱を奪い去ってくれる。そして春、夏、秋と走るコースは一緒だが、周りの景色はいつの間にか変わり、春先のあの緑の強烈な色は既に消え、濃い緑や、少しかれ始めた淡い色などに代わってしまっている。

 来月になれば更に、木々は紅葉を向かえ更に景色が変わりまた冬が来るのだろう。そしてまた春がやってくるはず。