昨日の夜中、急に雨が降り出し屋根を叩く音で目覚めてしまった。その雨も朝には既に止んでおり朝日がまぶしい朝になっている。
元巨人V9選手の土井正三さんがお亡くなりになった。既に野球から遠ざかっている身だが、少年時代は野球小僧であり、あの頃の巨人人気は今の比ではなかった。
特に川上さんが監督で日本シリーズを9連覇した頃の巨人の選手は全て記憶に残っている。その中でやはり打力は左程無いが、いぶし銀の土井さんは印象深いものがある。
自分の記憶に残っているあの頃の巨人のスターティングメンバーと言えば、
1番 レフト 柴田
2番 セカンド 土井
3番 サード 長嶋
4番 ファースト 王
5番 ライト 末次
6番 センター 高田
7番 ショート 黒江
8番 キャッチャー 森
9番 ピッチャー
だろうか。あの頃の巨人打線は、下位がそれ程力強くない印象が強く、上位打線が点を取って勝つというチームであった。
土井さんも必ずしも2番ではなく、土井、柴田、高田の3選手を組み替えて1,2番を形成していたが、土井さんが1番を打っていた記憶は左程無く、2番か下位の6,7番を打っていたと思う。
更にピッチャーの打順も8番に入ることも多く、9番には、黒江、土井というような感じではなかっただろうか。
そのV9選手も、長嶋さん、王さんと大病を患い、更に土井さんがすい臓がんで亡くなられたことは、年を取ったことを感じる。それだもの自分も年を取るわけである。
あの頃は、本当に野球放送が楽しみだった。試合も必ず最終回までは放送されず、結果は翌日の新聞、TVで知るしかなかった。何故なら子供は、夜の10時には寝ていたからである。
それは、まるで次回に続くストーリーの様なものである。今のわがままな視聴者と違ってその頃の視聴者はおとなしかった。と言う事ではなく、文句を伝えるものが無かったのが本当のところである。確かにあのころは何で最後まで放送しないのと思ったものである。
それが今では、殆ど毎日あった野球放送が無くなり、週に1,2度放送されるくらいの頻度になってしまった。更に読売系列の日本テレビでさえ巨人の試合を放送しなくなり、札幌TVなどは、今は日ハムがメインである。
しかし、平日の夜は、極端にスポーツ枠は無くなってしまった。昔なら、野球、プロレス、ボクシングと言うように必ず何処かの局でスポーツ番組を放送していた。それが今では何処を見てもお笑い芸人主体のバラエティ番組ばかりである。
視聴率が稼げると言っても、皆全て同じようなバラエティばかりでは、見るほうも飽きる。色々なジャンルがバランスよく放送されてこそ生きるものがあると言うことを作り手は忘れてしまったのかもしれない。