50にして惑う

 曇り、昨日から時折小雨が降る。これも台風の影響だろう。道路にはいくら掃いても掃いてもと言う位落ち葉が現れる。黄色や赤の落ち葉はそれだけで季節を感じさせる。


引用 産経ニュース(http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/091026/crm0910261354019-n1.htm
警視庁巡査部長が盗撮 発見時に携帯壊す
 警視庁築地署の50代の男性巡査部長が電車内で女性のスカート内を盗撮したとして、警視庁は26日、東京都迷惑防止条例違反の疑いで、巡査部長を書類送検した。警視庁によると、巡査部長は「興味があって撮影した。申し訳なかった」と容疑を認めている。すでに減給の懲戒処分を受けており依願退職した。

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 最近この年代の不祥事が良くニュースになっている。50代だから60代だから常識的に考えてそういうことをしないだろうという常識は最早通用しない。
 男はいつまでたっても子供で、世間一般に思われているように分別がある完成された人間に年をとると共になるという事は無い。それをその年になって気付くのもこの年代なのだろう。

 しかし幾ら幼稚といえどもこの年代は、地位も名誉も色々あるわけで、これをしてしまえば全てを失う事になるという保身の気持ちから犯罪を犯すことなく暮らしているわけである。
 
 この記事を読み、鼻でフンと笑って済ませるのは簡単だが、果たしてこの先自分が何らかの醜態を晒さずに生きて行けるかという保証はない。都会に生きていれば自分の周りにはそうした誘惑が常に付きまとうのも事実である。

 事件的には、カメラ付き携帯で盗撮する事自体、犯罪者としての自覚が無いというか、警察官だものそういった行為で捕まる者の事例を見たり聞いたりしているだろう。この人は、警察官としての能力も欠けていた人に違いない。全く見知らずの人なのでそう断言もしてしまうが、犯罪を犯すにもそれなりの準備が必要だろう。過去の失敗例から学ぶ事も犯罪を実行するには必要な事である。何ら準備も無く、周りに警察官が居る事に気付かずに犯罪を行う心理が判らない。

この年になって思うことは、この先人生を終えるまで如何に正しく生きるかということなのだろう。