11月4日のニュース

 朝日が差し、少し濡れた路面に反射しているため眩しい。数が少し吹いているため気温は7,8度程度だろうか。それでも道路の水溜りが凍ってしまった数日前よりもかなり暖かい。


 以前から、道路族が旗振りして至るところに新しい道路を作り橋を作ってきた。更に道路財源が少し絞られると今度は農業整備事業の一環として、軒並み農地の間を縫うようにして走る道路を今度は立派なアスファルトに変えてきた。
 それを見るたび、これが劣化したら今度はそれを補修する必要があるがその財源は大丈夫なのだろうかと思ってきた。そして、今朝の新聞によるとその事は何も考えていない市町村が多いことが報じられていた。

引用 朝日新聞(http://www.asahi.com/national/update/1103/TKY200911030378.html
121橋が崩落寸前、国交省調査 財政難で補修進まず
 コンクリートの劣化や鋼材の腐食が想定外に進み、崩落寸前の状態に陥った道路橋が全国で121基あることが、国土交通省の調査でわかった。大型車の通行を禁止した重量制限付きの橋も680基確認された。大半は、橋の寿命の目安とされる50年に達していない。橋の管理者である地方自治体は財政難や技術者不足が深刻で、6割以上が補修計画も立てられない状況という。各地で緊急点検が進めば、「危険な橋」はさらに増える恐れがある。

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きっとこの事業を行った際、老朽化したらその時の担当者が対策を考えるだろうという事だったのだろう。或いは、補修などせず新しい橋や道路を作ればまたそれなりに潤うと考えていたのだろう。

 日本全体の、道路、橋はこの先維持していくのに全部をあわせれば相当な金額になる。それは作る前に予想できた事で、その時に明確な説明をするべきだろう。今後の公共事業もこのようなことが起きないように必ず維持費用の積算をするべきだと思う。そういう事を一つずつ明らかにしていかないと、この国は、何も表に出てくることは無い。
 しかし、北海道の新しく作られた巨大なビルのような橋桁で作られたあの道路は今後どのように維持していくのだろうかと作られた時に思った。あの橋は、きっと耐用年数が過ぎたら通行止めになるのは間違いない。あれは設計屋の自己満足でしかないものを作ったなと呆れた記憶がある。

 もう一つ、気になるニュース。

引用 中国新聞http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200911040020.html
女子大生不明、学友ら心配

 浜田市原井町の島根県立大1年平岡都さん(19)が行方不明になって1週間が過ぎ、学友たちの心配が高まっている。浜田署は2日から公開捜査し、市民に情報提供を呼びかけているが、3日現在有力な手掛かりはない。

 平岡さんが入居する学生寮は県外出身の1年女子を中心に約60人が個室住まい。寮生は平岡さんのことを「すれ違うと笑顔であいさつする明るい子」「門限(午前0時)を破ったり授業を休んだりしない子」と言い「なぜいなくなったのか。1週間たち心配」と口をそろえる。寮には防犯機器が完備され、平岡さんの部屋は整然としていたという。

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 千葉大の女学生が殺害され、この女子大生も行方不明となって一週間以上が経過している。
このような事件のニュースを聞くと同年齢の子供を持つ親としては、自分の子供が同様な事件に巻き込まれないか心配である。

 2つのニュースに共通するのは、両方とも報道の中で「金がいる」と言っていたという話が出てくることである。何にお金が居るのか?自分の衣服に金がいるのか、それともそれよりもっと大きな金がいるという話なのか気になるところである。
 このようなことは、今も昔も変わらないのは承知である。昔もバブル景気の時代には女子大生が主役でお金を使い捲くっていた。それと比べれば今の女子大生の方が、不景気のため余りお金を使える状況では無い。その事も相まって、「お金」というキーワードが耳に止まりやすいと言えば言える。

 世の中の仕組みは、「ハイリスク・ハイリターン」で動いている部分もある。快楽と危険は紙一重の距離にあり、それを得ようとすればするほど危険なところに近づくことになる。
 その危険が、一見危険そうでない殻を身に纏っているためそれを危険と思わないだけで、隣り合う人が本当は危険な人だということは起こりうることで、明らかに危険に見える身なりの人物は虚勢を張るチンピラ風情でしかない。
 明らかに危険そうと判る所にはだれも近づかないが、本当の危険は普通さを装っていることに注意するべきだろう。でもこれはトラップと同じで用心していなければ気付かないだろうな。