フッキ選手

 晴れてはいるが、空から一時小雨がシャワーのように落ちてきた。予報では、今週は雪が何時降るかわからないようだ。外は寒い。


 昨日、サッカーの国際親善試合のイングランド対ブラジルの試合で懐かしい選手を見た。
 あの昔札幌にも所属していたフッキ選手である。少しやせたのか、あのレベルの選手たちの中に混じると体つきは至って普通に見える。

 試合の中で、彼の存在感は、Jリーグに居た頃よりも断然かすんで見える状態だった。パスも殆ど出ず、ブラジル代表内での彼の位置づけが判るようだった。
 あのキラ星のように輝く選手たちの中で、フッキ選手の能力自体がまだまだということだろう。

 昨日は、スカパーでは、この試合の他に、スペイン対アルゼンチン戦があったのだが、さすがにこの4チームのサッカーセンスは、並外れている。日本代表のそれと比べると、能力の差は歴然としている。これで、W杯4強を狙うと言うのだから余程の番狂わせを起こさない限り予選敗退は間違いないところである。
 確かに出るからには、上を目指さなければ未来は無い。しかし、それを実現させるための秘策はあるのだろうか?後、残り半年の間に驚くようなサプライズが無ければその実現は不可能だろう。

 また、フッキ選手に戻るが、やはりパスが出なければ自分がボールに触る事も出来ないし、チャンスを生み出すことも出来ない。出た当初は、パスを貰うために必死で動き回っていたのだが、パスが出ないことが判ると徐々に動きだしは遅くなってしまった。そして試合終了。
 殻にとっては、初代表の栄誉を貰っただけで試合が終わっただけである。この先、所属するポルトガルリーグで鬼のような活躍をしない限り次の召集は無いだろう。
 彼は、札幌にとっても思い入れのある選手だけに、またTVでその姿を見せて欲しい。