円高

 晴れてはいるが雲も多い。気温も5℃前後だろう。夜中に目を覚ました時に雨音を聞いたような気がしたが気のせいだったようだ。

 まだ円高が続いているようであるが、現在のように国内の製造業が冷え込んでいる時期に円高だと輸出減に歯止めが効かない。
 円高は、原材料が安く購入できると言うメリットはあるが、石油やレアメタルなどの金属原料は値上がりしているため、円高のメリットを受けにくい状況である。
 
 引用 日経新聞http://www.nikkei.co.jp/news/market/20091125m2ASH2IILM3251109.html
ロンドン外為25日 円は対ドルで続伸
 【ロンドン=欧州総局】25日のロンドン外国為替市場の円相場は続伸。前日終値に比べ85銭円高・ドル安の1ドル=87円60〜70銭で引けた。

 前日公表の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨などから米超低金利が長期化するとの観測が強まり、ドルが主要通貨に対して売られた。円は一時、87円39銭と1月21日以来、約10カ月ぶりの高値まで上昇した。

 円の対ユーロ相場は続伸。同35銭円高・ユーロ安の1ユーロ=131円90〜132円ちょうどで引けた。対ドルでの円上昇を受けて、対ユーロでも円が買われた。

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 今まで、国内需要を犠牲にして輸出に力を入れていた状況であるが、その時に日本国内の需要拡大に力を注ぐべきだと言われていた。その時に日本の貯蓄高は世界一とも言われていたからである。
 しかし、その頃に進出した外国企業に相当額のお金を吸い上げられ、景気も思うように回復せず今では、貯蓄額がどの程度存在するか不透明である。
 国債がもし紙くずになれば、その時には国民の蓄えもゼロになるということになる。その時が来るかどうかまだ判らないが、このままの状況が続けばその保証は何もないことになる。
 
 日本を凌ぐ借金を抱えるアメリカがそれなりに国力を発揮しているのは、あの広大な土地と人口そして軍事力があることである。
 それに比べ、人口は多いが土地が無く大陸の東の端にぶら下がったようなところにある日本がアメリカと同様に世界に必要な国と思われているかは、一度世界中の人にアンケートをとってみる必要がある。