オリンピック終盤

 曇り、風が少し吹いている。気温はプラスである。昨日の日中に路面の雪が解け、まるで砂浜のようになってしまった。昨日一日家に帰ってくるだけで足の裏の筋肉が痛くなってしまった。

 オリンピックは、カーリングが最後グタグタの展開になってしまい、他の競技も日本人選手の活躍も無く、残すところ女子フィギュアのみになってしまった。

 

 女子フィギュアの盛り上げ方は半端ではない。TV、新聞盛り上げに必死である。もしこれで国民から冬季オリンピックの興味を失わせては、4年後の放映権の獲得も怪しくなってしまう。

 

 しかし、既に日本の若者が、スキー、スケートの競技から遠ざかり、学校教育からも撤退した今、それ程魅力的なスポーツで無くなった感がある。北海道に住む自分が言うのだから間違いない。

 若者の車離れが居われているが、それもウィンタースポーツの没落に関係しているだろう。

 スキーをするには、出来る場所への移動の足がいる。そのスキー場は年々減り遠く迄の移動を強いられる。そこへバスや飛行機を使ってまで移動する気力や体力更に筋力を失った結果なのだろう。

 スポーツの主力は、若者である。その若者からそっぽを向かれてしまえば、その競技は衰退する。それは競技人口の問題である。 

 今日本の男性の若者の内、体力や運動能力が優れているものの大半は、野球、サッカーに集まっている。その中から優秀な一部がプロの世界に入る。しかし、それ以外の者は、運動能力があるにもかかわらずふるい落とされている訳である。

 その若者たちに早い機会から色々なスポーツを経験できる環境が必要だろう。その中で別な種目へ方向転換できるようになれば、もっと各種目で優秀な選手が出てくるのではないかと思う。

 高校野球の選手や、サッカー選手のあのすばしっこさが上手く入れ替わればと思うことがある。また、高校バスケットで優秀な選手を見る度、他のスポーツに行けば、スター選手になれるのではないかと思うときがある。

 

 しかし、これも時の流れである。日本の至る所に、立派な陸上競技場があり野球場、芝生のグランドが出来ている。環境は本当に立派である。それが揃っていてもやる人が居ない現状をどう捉えるかで取り組み方が変わってくるだろう。

 蓮舫議員が言ったが、一番になる必要は無いのかもしれない。