女子フィギア

 曇り、暖かい南風が吹いている。気温は、プラス5度前後と言うところだろうか、この陽気で路面の雪が解け、下の氷の面が顔を出している。その歩きにくいことと言ったら半端ではない。数百メートル歩けば相当な運動になる。

 

 オリンピックも終盤になり、日本人選手の活躍できる種目が殆んど無くなってしまった。その中で唯一のメダル獲得の可能性のある女子フィギアの過熱報道には、あきれると言うより恐ろしささえ感じさせる。

 まるで決闘である。

 両者とも、これだけ報道が過熱すれば、本人に限らず周囲の状況も相当なものだろう。その中で、100%の演技をこなさ無ければならないとなると、自分なら食事も喉を通らないし、その場から逃げ出したくなるだろう。

 その中で、これ程の重圧の中で演技をする2人の力は尊敬に値する。


 そして問題は、マスコミのこの異常な盛り上げ方である。これ程念入りに試合開始前まで延々とこの話題に的を絞り盛り上げる手法は、まるで洗脳のようである。

 だから、今日女子フィギアのフリー演技があることを知らないものが居ない状態である。

 今日にも結果が出てしまうわけで、日本ではその時間、外を出歩く人は殆んど居ないのではないか。その結果が出た後の状況すら心配してしまう。