富の偏在

 曇り、気温は零度前後の感じがする。徐々に路地の路面の氷は融け、アスファルトが漸く顔を出す状態になってきた。

 世の中は、受験の合格発表が有り、卒業式が有り、移動の辞令が有りと、騒がしくなってきている。

 

 そのため、皆が落ち着かない雰囲気を醸し出しているのも仕方が無いところである。

 世の中の経済恐慌は、普段生活している分には気付きづらいが、周りで就職浪人の話しや、リストラの話しを聞くと、影響は出ているのだなと思う。

 しかし、者はこれだけ溢れ、夜中でもネオンの明かりが煌々と照らし出されていればそのような気分も無いに等しい。

 しかし、このまま行けば破綻は来年とおっしゃる人もいる。それを防ぐためには、将来の不安を横に置き、消費をしなければ解決しない。

 国内の消費意欲が高まれば自ずと需要が高まり、景気は動き出す。今は皆が将来の不安を抱えて消費活動を行わないためである。

 その中に、パレートの法則と言うものがある。例えば日本人の2割が8割の富を占めるという経験則である。

 その8割の富を占める日本人がその富を消費しなければ経済は回らない。その富を独占する富裕層に、使わなければ思い切り税金を掛ける様にしなければ日本の経済は回らない。その2割の人間が如何に自分の富を吐き出すかが日本の将来を左右する。

 その中の一人には、鳩山ファミリーのあのお方が入っているのは間違いない。子供に提供するなら、国民に提供してお金を使うことが子供を助ける唯一の方法だと、総理大臣もそう諭して欲しいものだ。