異常気象

 曇り、外は寒い。もう寒い季節は飽きてしまった。コートを脱いで外に出れる生活をしたいものである。

引用 日経ネット(http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20100302ATDG0103P01032010.html

寒暖の差大きく、大雪も 12~2月、気象庁まとめ

 気象庁は1日、この冬(昨年12月~今年2月)の天候まとめを発表した。3カ月間の平均気温は全国的に高めとなったものの、暖冬をもたらす「エルニーニョ現象」と北極域の気圧が高くなる「北極振動」の影響で、例年以上に寒暖の差が大きくなった。

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引用 時事ドットコムhttp://www.jiji.com/jc/zc?k=201003/2010030300881

30年に1度以下の異常気象=「北極振動」で北半球に猛寒波-気象庁検討会

 米国、欧州などの記録的な大雪や低温について、気象庁は3日、異常気象分析検討会(木本昌秀会長)を開き、北極圏と中緯度地方との気圧の変動(北極振動)が非常に大きかったためなどとする結果をまとめた。

 木本会長は「30年に1度以下の頻度でしか起きない異常気象と言っていい」と述べた。中国や韓国も記録的な大雪を観測したが、日本は暖冬になりやすいエルニーニョ現象が発生しているため、寒気の影響を受けにくかったとしている。

 気圧が北極圏で高く中緯度は低い場合を「負の北極振動」といい、中緯度地方に寒気が流れ込みやすくなる。偏西風の蛇行が非常に大きかったことや、成層圏の気温が突然上昇する現象の発生といった条件が重なり、負の状態が例年になく長く持続したという。(2010/03/03-20:15)

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 今年の冬は、異常気象だったらしい。自分としてみれば、2月に雨が降る日があったが、概ね北海道らしい冬であった。

 ただ、その北海道らしい冬も、所変われば異常気象となるということである。この異常気象をもたらしたものは、長年の地球環境の変化であることは間違いない。

 

 何も無い体育館位の真四角な部屋の済に、小さな一本のロウソクを立て、火を灯すと何時かそれが元となり対流がうまれる。それは、空気の部分的なエネルギー差を解消するために空気の移動が行われるためである。

 その元と成ったロウソクの火が燃え尽きる頃に空気の対流が最大になって、その原因が既に消え去ったとしてもその影響は残る。

 今まさしく引き起こされている地球規模の空気の循環の変化は、もしかすれば、広島、長崎に落とされた原爆の影響かもしれないし、誰かがくしゃみしたことの結果で引き起こされたものかもしれない。

 その原因を突き止めることは困難だし、それ以外にも影響を及ぼしていると考えられる原因は続々と発生しているわけである。誰にもその原因を突き止めることは出来ない。

 地球温暖化の原因が、空気中の二酸化炭素の濃度が上昇したからであるという理由は、その原因の一つであるが、それが全てではないだろう。それ以外にも、人々が地球上で暮らす上で放出される熱がそれに相当する可能性もあるだろう。

 一つ明白なのは、この変化は明らかに不可逆的変化であると言うことである。決して以前と同じ環境に戻ることはない。この変化の過程はこの先も引き続き起き、人類が滅亡する原因となる可能性もあるだろう。

 

 今、世界規模で行おうとしている地球温暖化防止の取り組みは、もう既に引き起こされた環境の変化には無益だろう。

 それでも有益だと思えることは、変わりゆく地球環境の変化に人類が耐えきれない時代を迎えた時の一つの免罪符には成るだろうことぐらいである。