太陽

 晴れてはいるが、少し雲は多い。気温も零度前後で少し寒さを感じる。一面の雪景色も徐々にその様相を変え始めて居る。


引用 時事ドットコムhttp://www.jiji.com/jc/zc?k=201003/2010030900064

太陽の両極に強い磁場=黒点のもと、活動期予測に-衛星「ひので」で発見

 これまで弱い磁場しかないと考えられていた太陽の南極、北極付近に、強い磁場が散在しているのを、国立天文台などの国際研究チームが8日までに、太陽観測衛星「ひので」による観測で発見した。発見は、周期的な変化を繰り返す太陽活動の予測にも役立つという。論文は米天文学誌アストロ・フィジカル・ジャーナルなどに掲載された。

 国立天文台の下条圭美助教らの研究チームは、ひのでの可視光・磁場望遠鏡で、太陽の極域付近を観測。高い解像度を生かし、数ガウスの弱い磁場が広がっているとみられていた極域に、黒点並みの1000ガウス以上の強い磁場が、点状に散在しているのを見つけた。

 これらの磁場は太陽の自転で増幅され、赤道域で強い磁場を持つ黒点として現れる。これまで、黒点の「もと」になるには極域の磁場が弱過ぎるのが謎だったが、今回の発見で説明がつくことになった。

 太陽活動は11年周期で活動の激しい極大期と、その反対の極小期を繰り返しており、極大期には黒点が多数現れる。次の極大期は2012年ごろのはずだったが、最近になっても黒点の数が増えず、米海洋大気局(NOAA)は1~2年遅れると予測している。

 国立天文台ひので科学プロジェクト室長の常田佐久教授は「極域の磁場が弱いと、次の周期の黒点がなかなか現れない。極域を詳しく見ることは、太陽活動の周期を知る上で重要だ」と話している。(2010/03/09-06:49)

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 太陽が頭上に何時も輝き、光と熱を与えてくれることは未来永劫変わらないものだと人は思っている。人類の歴史も太陽抜きでは何も語ることは出来ない。

 太陽が活動を弱めるたり強めたりすることも人類にとって多大な影響を及ぼすことは確実であり、その少しの変化が人類にとっては過酷な変化を及ぼす。

 例えば、今回の黒点の動きや太陽の活動周期にしてもまだ不確かなことが多い。人類が直接コントロールしているわけではないので、外から見ながらその様子を観察している状態である。

 更に太陽は、燃えているので人間が近づき手に取ってみるわけには当然いかない状況の中、この先の動きを完全に予測するわけにいかない。

 この先、突然太陽が膨張始初めたりしないとはいえないし、太陽を廻る惑星もその軌道を変化させないとも言えないだろう。

 しかし、人類に幸運なことは、その活動が人間の寿命に比べ非常に長いことである。その長さは、人間が想像できる期間のそれではない。いつかそれが起きるとしてもその周期は、地球上に生命体が誕生した時よりも長いかもしれない。

 この先太陽が光を失うことに成ったとしても、そのことを確認できる人間は、今時点ではこの世に存在しないからである。