日本代表選手

 曇りと晴れの間といったら良いだろう。薄い曇り空の中に太陽が浮かんでいる。気温は極めて低く、北海道の東に低気圧が居座った状況のため、アリューシャン列島上空の極めて冷たい空気が道東道北に流れ込んでいるからである。

 

オホーツク沿いの地方などは、つい最近20度を越す暖かさが来たばかりなのに、また氷点下に近い寒さと言うようにまるでジェットコースターのような変動である。

 

 朝のニュースは、長期的な話題が無く次々とニュースが入れ替わる。普天間の問題も進展がないため一時休止扱いになってしまっている。

 事業仕分けの第2弾もTVニュース的にはもう既に賞味期限切れのようで、話題にも取り上げなくなってしまった。

 そのニュースの隙間を埋めるように、芸能ニュースのどうでも良い話題を垂れ流し続けているわけである。

 更に驚くべきことは、W杯サッカー日本代表の選出に対して時間が取られないと言うことである。マスコミも正直で、国民に余り人気がないとなれば容赦なく切り捨てる。

 今回選出された選手に対して国民の反応は低いと読んだのだろう。更に今回開かれるW杯が南アフリカという日本の真裏に近い所に位置する国だけに、そこまで取材や報道に掛ける費用が無いということだろう。放送業界の金欠ぶりが伺われる。

 更に言えば、日本代表監督は、ベスト4を目指すと言っているが、その言葉を誰も真剣に受け止めていないのだろう。日本国内の熱気は本当に低い。

 それもこれも、W杯を盛り上げるべく行われた最近の大会で日本代表の不振が明らかで、到底目標通りには行かないだろうと思われてしまったことにある。

 せめて東アジア選手権でも優勝していれば少しは盛り上がっただろうに、本当に残念なことである。

 全くもって日本サッカー協会マーケティングの失敗である。これは、次のW杯へ向けての次の準備への課題であると言える。

 本当に次の4年後の出場は不可能である可能性があることを協会は心配する必要があるだろう。