曇り、相変わらず冷たい風が吹き抜ける。昨日一日降り続いた雨も上がり、徐々に路面は乾いてきている。

 そして、朝通りを歩いていると、いつの間にか民家の庭先に植えられた桜が咲いている。その余りに鮮やかなピンク色の花が目の中に飛び込んできた感じである。

 

 昨日までの気温ならもう少し開花が遅れるかと思ったが、桜の木も待ち切れなくなってしまったのだろう。そうした目で見ると、ちらほら他の庭の桜の木も花びらが開いていることに気づいた。

 

 本当にいつの間にかという言葉が当てはまる。