対立

 晴れ。昨日から晴れが続いている。今日も気温が上昇し夏日に成るようだ。処によっては真夏日にも成ということで、北海道にも漸く初夏が来たと言える。ただし、また寒い日がやってくることが多いので体調には気をつけなければならない。

 民主党の党首が菅さんに決まり、国会の首相指名により次の総理大臣になる。その中でマスコミの問題点は、小沢派vs反小沢派という仮想対立軸を作り出し煽り立てることである。

 だれも民主党内の対立を望んでいないし、小沢さん自身、菅さんと対立しようと本当に考えているかどうか疑わしい。

 穿った見方をすればあれもこれも小沢さんの反マスコミ的言動と、それに伴なう民主党のマスコミの規制も合わせた対応の中心に小沢さんがおり、どうしても権力を弱めなければならないマスコミの思惑が透けて見える。

 その中で、マスコミ的には、菅さんが扱い易いと言うことだろう。ここ数日のマスコミの菅さんの持ち上げぶりはすごいものがある。きっと高く持ち上げたところで、都合が悪くなればその持ち上げた手を離すのだろう。その落差が大きければ大きいほどその影響は大きい。

 その中で、政権政党にマスコミの権力を思い知らせることで、今後の政府のマスコミ対策に楔を打ち込んでおくと言うことだろう。

 これこそマスコミの好きな対立構造と言うことだろう。それにより誰かが利益を産むという構図に成っているのを日本人は薄々感じているのではないだろうか?


 権力を非難することが得意なマスコミが、反権力の象徴であるとは誰も感じていない。権力を非難することで自分たちの権威を増す、本当に対立する相手は、味方であればこれ程楽なことはない。お互いに非難しあうことで自分たちの権力構造を維持することに役立つわけであるから。