日本PK負け

 曇り、時折雨粒の霧のようなものが顔に掛かる。昨日の夜中に雨が降ったようだが少し水溜りが路面に残る程度である。


 日本人の何割が昨日の日本対パラグアイ戦を見たのだろうか?きっと半分程度の人がこの試合を見たに違いない。そして試合が決まった後、日本全体がお祭りの後のような寂しさをかんじただろう。

 試合自体はPK戦に持ち込まれるほど接戦だった。ただし決定機の数から言えばパラグアイが優っていたかもしれない。しかし、試合は判定勝負ではなくどちらかが偶然でもゴールをすれば良いだけで、最終的に相手よりゴール数が多ければ勝ちは勝ちである。

 そして両方に得点が入らなければ、引き分けなのだが、それだと困るのでPK戦があるわけである。

 タラレバで言えばあの松井選手のシュートがもう少し低く更に左に曲がっていればという思いもあるが、そのタラレバで敗れ去ったチームが有るわけであるから、日本だけがその過去を巻き戻すことは不可能である。

 しかし、W杯前の幾多の試合で不甲斐ない戦いをしていた日本代表が、ここまで勝ち残るとは思っても居なかった。それはいい意味で裏切られたことに成った。

 この舞台に進んだことを誇りにし、次へのステップへ移行していかなければ成らないだろう。