職業

 朝から今日一日の猛暑を予感させる日差しである。風があるので日陰を歩くのは気持ちが良いが、一端陽の下に体を晒した途端容赦なく差す太陽の光に驚くくらいである。北海道でこの気温なら本州は如何程だろう。余り今の時期南下したいとは思わない。

引用 朝日新聞http://www.asahi.com/national/update/0805/TKY201008050463.html) 

不同意堕胎公判、医師に懲役5年求刑 9日に判決

 妊娠した交際相手の看護師に無断で子宮収縮剤などを投与し流産させたとして、不同意堕胎罪に問われた医師小林達之助被告(36)の公判が5日、東京地裁であった。検察側は「命を守るべき医師が、自己保身のみのために立場を悪用した卑劣な犯行だ」と述べ、懲役5年を求刑した。弁護側は執行猶予付きの判決を求めて結審した。判決は9日に言い渡される。

 昔は、資格が人を作った。医師なら自分の命を顧みず人を救うために寝る時間を惜しみ仕事をすることが当たり前と思われた。

 警官、検察官、弁護士、全て弱い者の味方をするのが当たり前だと思っていたし、その職業についた時からそういう考えに変わるものだと思っていた。

 しかし現実は、医師も人の子で金儲けを考え、自分の地位を築くことに力を注ぎ、果ては自分のためなら命を奪うことさえ厭わない。

 警官も盗みを働き、検察官、弁護士も犯罪を犯す、それが当たり前になってしまった。

 確かに今と昔では、情報の伝達能力が違う。今なら大ぴらになるものが昔は隠されていたかもしれない。

 しかし、今となっては職業倫理は破るためにあるようなものである。それを頑なに守るものはその中でも異端になってしまったのかもしれない。

 現実を知れば知るほどモラルの低下を知ることになる。それは正に人の弱さ、暗さを魅せつけるようなものである。