”変”化の年から”整”理の年へ

 朝起きてみると除雪した家の入口には10cm程度の雪が積もっていた。夜中に降ったらしい。そらは、相変わらずの曇り空である。気温はかなり低い。マイナス10度前後くらいだろう。


 去年は、自民党から民主党という大きな流れがあり、世界の経済も景気対策に右往左往した年である。そこで選ばれた漢字が「変」であった。

 そしてその変化も漸く落ち着きを見せてきた。そして始まるのが、変化で乱れた世の中に芽吹いた新しい変化を落ち着かせる年になったのだと言うことである。
 
 今年は、色々なものが「スクラップアンドビルド」されることになるだろう。今までの古い皮を見に纏って暮らしから、その皮を見直し、再度それを身につけるかを考え直す時期に来たと言って良い。
 そして変化を望まない企業は確実に淘汰されるだろう。更に古い秩序を維持しようとあがいても周りは助けてはくれないだろう。

 腐った土台に乗った建物は、外見が幾ら強そうに思えても、簡単な揺れで倒壊してしまう。その土台を如何に丈夫にするか或いは、日頃からその土台を作っていたかでこの先の建物の運命が決まるのだろう。
 もし土台が古いと感じたら、立派そうな建物は直ぐに諦め、全てをやり直すことを始めるべきである。