冬季オリンピック

 曇り、所々薄くなった雲の隙間から青空が見える。気温はマイナス10度近くになっていそうである。

 明日からいよいよ冬期五輪が開幕する。周りを見渡しても中々盛り上がりが少ないように思える。
 人々の興味の対象が徐々に拡散してしまったのだろうか。自分の気持を述べるなら、オリンピックが特別なイベントでは無く、スポーツ競技の一つでしか無くなった。

 北海道は、冬には雪が積り、当然の様にスキーまたはスケートをするのが日常の一部だった。しかし、いつしかその習慣も薄くなりはじめた。
 昔なら、冬になればスキー学習が当たり前だったが、今では、それも学校によっては実施されなくなったところが出てきた。

 若い頃にそのスポーツ環境に親しまなければ、徐々にその競技のスポーツ人口が減るのは当然である。

 何故、スキー学習を減らしたか、一つに親の経済的負担がある。子供成長は早い、道具を成長に合わせて用意するとなれば相当な負担が発生する。

 もう一つは、教師の指導能力とスキー場に行くまでの安全の確保で有る。
この問題は、非常に大きい。

 この問題を解決しなければ、日本から冬季オリンピックでメダルを取るような選手はこの先生まれにくくなるだろう。もう既にその状況で有る。