札幌 vs 福岡

 昨日の試合、漸く気持ちも落ち着いたので、観戦の感想を書くことにする。

 北海道の開幕戦、観客2万1千人がその試合を見守った。

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 試合の内容は、特に書かないことにする。完敗だった。

 相手が格闘戦を仕掛けて来たのに対し、札幌はダンスで相手をいなそうとした。結果は御存知の通り。

 まず一つに、ボール保持者に対するサポートが無い。札幌の選手がボールを持つと相手は2,3人の選手が囲む。札幌の選手がスーパーな選手だったらそのプレッシャーを跳ね除けることができただろう。しかし、札幌の選手は、普通の能力しか無い。
 その選手が相手にボールを奪われないとしたら何が必要か、それは素人にも明らかである。

 それはチームワークである。

 ヘタでも上手い相手に勝つにはそれしか無い、あるいは同じ実力しか無い相手に勝つにはそれしか無い。
 残念ながら今の札幌にその意志が感じられない。前節の試合、かろうじて引き分けられたのは
、相手に決定力が無かったからである。

 まず問題なのは、二人のボランチにボールをコントロールする能力が欠けている事である。少なくともどちらか一人その能力があればまだしも。

 去年から言っているが、石崎監督に守備の引き出しはない。あるのは攻撃のみ。その攻撃も、キリノ選手に去年ほどのキレがない。

 札幌に打つ手があるとしたら、まずボランチにベテランを置き、守りを固めるしか無い。そしてカウンターで攻撃するしか無い。
 今の札幌に、華麗な攻撃を仕掛ける余裕はないことは断言できる。