カメルーン戦

 曇り、日中は晴れる様な気がするが、どうだろう。気温もやや低めである。

 
 昨日のW杯、予想と異なり日本が勝利した。ハエのように攻めると言うような形ではなく、ゴール前をある程度固め、相手の反撃を自陣で受けて跳ね返すという、今までやってこなかった試合運びであった。

 岡田監督も現実に目覚めたのかもしれない。更に気温の低さが日本の足を止めなかったこともプラスに働いた。
 前回のドイツ大会、日本の放送時間に合わせるために試合時間がずらされ、その真夏の試合で消耗戦を余儀なくされ疲労困憊の果てに全敗した過去があるだけに、今回試合しやすい時間に行われたことは、本当に日本にとって幸運だった。
 
 カメルーンもその強さの片鱗を見せはしたが、個々の選手の力だけでは、勝てないと言うことを証明してみせた。
 その弱さの一つが、メンバーがいずれも海外でプレーすることによる戦術の不徹底によるものなのだろう。チームとして何らかの連動する動きがあれば、選手個々の能力差があるだけにこのような試合にはならなかっただろう。

 実は昨日すすきのに出ていた。確かに何時もより人の数は少なかった。飲み屋のおねえさんも暇そうにしていた。更に帰りの最終電車の乗客も何時もより少なかった気がする。
 
 丁度電車の中でハーフタイムを迎えた。その結果を携帯で確認しながら家についた。後試合は10分ほど、長谷部選手のシュートがキーパーに弾かれ、そのこぼれ球を岡崎選手がポストに当てる。あれが決まっていれば、勝利は確実だったが、決まらないのが現実。その後カメルーンの猛攻に日本は、遠くにボールを蹴り出す事に終始する。
 あわやというシュートが二本。そのたびに肝を冷やす。

 そして試合終了。前半の戦いを録画で見ていたが、酔った頭はところどころ記憶を失い、ホンダ選手のシュートは見たが、睡魔には勝てずそのまま就寝。

 あれだけ不甲斐ない試合を繰り返しながら本番で勝つとは、岡田監督にまだツキがあった。この先予選リーグ突破出来るかはまだ未確定だが、一勝の価値は大きい。