権力の魔力

 晴れ少し雲が多い。気温は低く、昨日降った雪がまだ消えずに路面に残っている。

引用 毎日新聞(http://mainichi.jp/select/seiji/news/20101210ddm002010070000c.html) 

菅首相:舛添氏と会談
 菅直人首相は9日夜、東京都内のホテルで新党改革舛添要一代表と会食した。新党改革臨時国会で10年度補正予算に賛成していることから、首相は来年の通常国会へ向け、政権運営への協力を求めたとみられる。舛添氏は「社会保障の枠組みを与野党が協議する場が必要だ」と進言したという。

 のような記事を読むにつけ人間の性というか恐ろしさを感じる。自分自身は、権力闘争を切り抜けてきた経験も無く、できればそういう立場に自分を置きたくないと思いなるべく近寄らないようにしてきた。

 結局は、昨日の敵は味方であり、敵の敵も味方であるということである。イデオロギーの違いなどどうでもよく、今の自分の置かれた立場が良くなればそれで良しとするのが権力者たちの考えることなのである。

 それができるできないにより、その人たちの立ち位置が変わると。まるで人間に節操が無いことを世に知らしめることを一生懸命しているわけである。

 それは、いつの時代も同じで、権力を欲しがる人間は、必ずその魔力に取りつかれ何時か人間としても変質してしまう。少なからず人間は、その権力欲に取りつかれる時期がある。しかし、その結果得たものに耐えられない人間は、その権力の魔力から離れようとする。しかし、ある種の人たちは、麻薬のようにそれを欲しがり始め、その権力による色々な弊害を、自分の更なるエネルギーに変換して一層その欲望を滾らせるようになるのである。

 何年も続ける政治家は、権力欲に取りつかれた最たる存在である。もしかしたらそうでない人がいるかもしれないが概ねそうだろう。