グレーゾーン

 晴れ、少し空全体に霞がかったように見える。気温は、低くマイナス10度を越える低さである。



引用 毎日新聞http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110209ddm041040062000c.html) 

小向美奈子容疑者:また覚醒剤 購入容疑で逮捕状

 覚醒剤を購入したとして、警視庁組織犯罪対策5課がタレントの小向美奈子容疑者(25)に覚せい剤取締法違反(譲り受け)容疑で逮捕状を取ったことが捜査関係者への取材で分かった。小向容疑者は所在不明になっているという。小向容疑者は東京地裁で09年2月、同法違反(使用)罪で懲役1年6月、執行猶予3年の有罪判決を受け、執行猶予中だった。

引用 朝日新聞http://www.asahi.com/national/jiji/JJT201102080096.html

西麻布住宅街でキャバクラ=無許可営業容疑で2人逮捕―警視庁

無許可でキャバクラを営業したとして、警視庁保安課と麻布署などは8日までに、風営法違反容疑で、東京都港区西麻布の飲食店「ユナイテッド・ラウンジ・トウキョウ」を摘発し、運営会社代表橋本荘一(41)=世田谷区東玉川=、店長小坂友智(39)=新宿区四谷=両容疑者を逮捕した。

 同課によると、2人は容疑を認めているという。

 同店は西麻布の住宅街にあり、以前に4回、警視庁から指導を受けていた。橋本容疑者らはキャバクラの営業実態を隠すため、「会員制社交クラブ」に偽装。ホステスを賛助会員とし、給与もポイント制による換金にしていた。

 男性会員は約6600人に上り、中には政治家や芸能プロダクション社長、プロスポーツの元選手もいたという。 

 

 小向容疑者に関しては、以前にどんな番組に出演していたか知識はないのだが、逮捕当時のマスコミの報道は、大ニュースであった。

 その後、覚醒剤から抜け出すために努力している姿をあえて晒す事でその誘惑から抜け出そうとしていたように見える。

 ここでいえるのは、マスコミは決して人を助けるために報道していたわけではない。一人の人間の転落していく様をニュースにすることで自分たちの利益を上げようとしていただけである。

 そして、周りに頼れる人間が居なくなれば、当然近づいてくるのは、当人が麻薬常習者だった事を知っている上で何かに利用できないかと言う人間が多くなる。

 更に、最近より一層一般人とその筋の者の間の境界が一層不鮮明になっているということも言えるだろう。

 2番目に上げた違法営業のキャバクラも、経営者が善良な一般人ではないのは間違いなく、当然関係者の中に暴力団関係者が係わっているだろう。そしてその店に出入りするのが、政治家やスポーツ選手、芸能人といった人間が平気で出入りしている状況で、だれがどのタイミングで犯罪者の仲間入りをするかわからない状況になっている。

 自分も含めてそうなのだが、何処かその状況に慣らされて、違法を違法と思わない環境を作り上げてしまっている。そのため、立ち直ろうとするする人間にとって立ち直る事は容易ではない。

 このように、犯罪を犯した人間がまた同じ過ちを繰り返させないためには、このような環境を容認するような社会では有ってはならない。

 少なくとも、一般人とそれ以外の人間の住む世界を切り分ける必要があるだろう。そしてその間に存在する灰色の人間を排除して少なくしていくかが必要不可欠なことだろう。