サッカー

 晴れ、やはり空は、白っぽくくすんでいる。道路には土埃が堆積しインターロッキングの石畳は、その本来の色が分からないくらいである。


引用 サンスポ(http://www.sanspo.com/soccer/news/110330/sca1103300506000-n1.htm) 

カズ、ダンス!感動弾決めた!日本に希望

 サッカー復興支援チャリティーマッチ(29日、日本代表2-1Jリーグ選抜、大阪・長居)頑張れ! 困難を乗り越えよう! 4万613人を集めて日本代表がJリーグ選抜「TEAM AS ONE」と対戦。試合は日本代表が2-1で勝利したが、後半から途中出場したJリーグ選抜のFW三浦知良横浜FC)が同37分にゴール。日本サッカーを引っ張り続ける最年長の44歳が、東日本大震災の被災地へ魂を送った。

 昨日の試合、やはり魅せるのはカズ選手だった。

 その中継を見ている避難所の風景も所々織り交ぜてニュースとしていたが、大勢が群がってTV中継を見ているというものでもなく、かえって被災された方たちの心を見たような気がした。

 お祭り騒ぎを本当に楽しんで見るという気持ちにはなれないのだろう。その代り、その試合を見る中学生と思われる子供たちの屈託ない笑顔が救いと言えば救いだった。彼らには、これからいくらでも未来が広がっている感じがした。

 被災地において、子供たちは、本当に貴重な経験をしていると思う。人間人生の中で大きな挫折をすることが必ずある。その挫折を味わいたくはないが、運命は誰彼となく味あわせてくれるものである。

 これ以上の苦難をこれから彼らは味合うことは無いだろう。ちょっとやそっとの困難は今を乗り越えればどうっていうことは無い。

 これからは彼らの時代である。きっと被災に遭われた彼ら子供たちは、困難にめげない人生を歩むことだろう。神様がいるならそう願わずにはいられない。

 色々な人が思い思いに震災復興のため力を出し合い、日本を盛り上げようとしている。しかし、この状況の中でも、人の揚足を取り、その姿を見て優越感に浸ろうとする輩が大勢いる。

 

 その人たちは、本当に日本を大事にしたいと考えていないのだろう。今は、日本にとって危機的状況である。終戦当時次ぐ状況である。別に情報統制を良しとはしないが、一般的な常識を働かせれば、日本が一つになろうとしているときに水を差す行動はできるだけ控えることが復興に繋がるはずである。

 そういった体制翼賛的な動きに対して、反発する人は少なからずいるだろう。それはその人の考えだから飛程はしない。その考えを持ちながらも、いち早い復興に力を注ぐべきだろう。人を非難するだけでは前には一歩も進まない。

 議論だけで飯は食えないのも通りで、飯にありつくには行動するしかない。議論は、行動しながらでもできる。その役割は、その役割に任せ外野は少しおとなしくしているべきだろう。

 サッカーが全国民を幸せにしないが、その心意気は、日本人の魂を揺り起こしてくれる。それを感じた人が一人でも多く行動することが、ファミリーになるということなのだろう。