日本代表

 曇り、少し冷たい風が吹く。今日も成り行きで半袖のまま外を出たが、日中は暑いということだが、帰る頃は寒そうだ。


 今日は、寝不足の人が多いのではないだろうか? 

 サッカー日本代表ウズベキスタンの試合は、夜の11時開始であった。結果は、1-1の引き分けで、両者ともに惜しいチャンスをのがし、決めていたらという部分でいえば、ウズベキスタンの方が多かったかもしれない。

 今回のW杯予選の日本代表は、本田、長友両選手の欠場が、今までの日本代表のオートマティックな動きを妨げてしまった部分がある。

 どこかでゴーする動力源が必要なのだが、それが今の日本代表には無い。しいて言えば長谷部選手がその役割を担おうとしているのだが、如何せん周りの選手の動きが今一つである。

 

 そして、選手の疲労も相当な様子が見て取れる。それを見て取れるのが、遠藤選手である。去年から体を酷使し、満足に休めていないのが実情で、顔の頬がげっそり痩せているのが画面から見て取れる。できるなら少し休養を与えてあげなければと思うが、周りの事情が許さないのだろう。

 所属するガンバ大阪でもキーマンとして活躍している手前、代表に出ているからと言ってJリーグの試合を欠場するわけもいかず、毎試合出場を続けている。きっと倒れでもしない限りこのまま試合に出続けるのだろう。

 更に、香川選手は、やつれてはいないのだが、骨折の治療で休んでいた期間の間に筋力トレを行っていたのだろうが、その余分な筋肉が彼の俊敏な動きを奪ってしまった感がある。

 ついた筋肉を、自分の意のままに動かすためには少し時間が必要で、それゆえそのバランス感覚が今一つである。

 こちらは試合に出続けなければ、その感覚を取り戻すことはできないため苦労しているのは見ている方でも想像がつく。

 他の選手も、体を酷使しているのは判る。それ故、ウズベキスタンの選手のゴリゴリのドリブル突破を抑えることができていなかった。

 そのため、試合はそのパワーに押され上手く試合運びができずに苦しんだ。

 疲労が溜まった体では、気付いていても怪我を起こしやすい。それが選手生命を失いかねない部分もあるため、十分な休養と体のケアは本当に必要である。

 日本代表の勝利はうれしいが、選手の犠牲の上で掴み取るのは勘弁してほしいと思う。