石川選手

 晴れ、寒さは非常に厳しい。外気はマイナス10度以下と連日凍るような寒さである。

引用 NHKhttp://www3.nhk.or.jp/news/html/20111218/t10014729891000.html) 

ゴルフのアジア男子ツアー最終戦は18日、タイで最終ラウンドが行われ、来年のメジャー大会の参加資格を得るため、日本から参加した石川遼選手は58位に終わりました。

 ゴルフの石川選手が、この試合で上位に入れば世界ランク50位以内に入れるところだった。しかし、残念ながら成績も下位に沈み世界ランクをさげる結果となった。

 一時期の目覚ましい成績と比較すれば下降線を辿ったという言い方をされるかもしれないが、出場した試合は、上位に入り賞金ランクでいえば上位にいるのだから問題ない一年だったはず。

 しかし、高校生でプロの試合を制し、その後目覚ましい活躍をしてきた彼が、優勝から見放される状態は、まさしく壁に当ったということだろう。

 彼がこれまで成し遂げてきたことは、普通の人生では経験できないことばかりであり、まさしく一般人の何十倍何百倍の濃い人生をこの数年で経験してきただろう。

 その中で、普通の人間なら当たり前の成績不振も、彼にとっては、まさしくスランプということになる。

 常に活躍を周囲から求められ、それに答える形で抜群の成績を収めてきたわけである。その精神力は、波のものではない。

 石川選手もそろそろ父親の壁を乗り越える時期がきたのだろう。家族という自分を守ってくれていた存在から抜け出し、自分が周りからのプレッシャーを一身で背負い込む状況を否応でも受けなければならない。

 その経験がまた彼を世界の頂点へと誘ってくれるだろう。それが出来る能力は、既に備えているわけだからである。

 スポンサーの関係もあるだろうが、一度日本から飛び出すこともこの状態から抜け出す切っ掛けになる可能性もあるだろう。