新年

 曇り、空から比較的大きな雪の結晶がユラユラと落ちてくる。気温は、マイナス10度近くまで下がっている。

 新しい年を迎えて感じることは、やはり自分も含めて一年の時の流れは人を変えてしまうということである。毎日の暮らしの中で常に仕事をしているときには感じなかった部分が、一年ぶりに会う人を通して時は確実に進んでいるということを実感させてくれる。

 それが幸せか幸せでないかを考えたときには、それが人生の中で一番不幸なことでもあり、確実に人生が一つ進んだことを知らしめてくれる大事な目次の一つでもあるのだと。