八百相撲

 うす曇、このままだと日中は晴れるだろう。気温もマイナス10度近くと寒さも戻ったが、この寒さも長くは続かないだろう。

引用 読売新聞(http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110207-OYT1T01252.htm

八百長調査、力士の一部が携帯提出に応じず

 大相撲の八百長問題で、日本相撲協会の特別調査委員会(座長=伊藤滋・早大特命教授)の調査に対し、八百長に関与した疑いがある力士ら14人の一部が、破損などを理由に携帯電話の任意提出に応じていないことが7日、分かった。

 当然と言えば当然、携帯電話を提出してもしなくても心象が悪いのは承知だから、証拠が挙がらないほうが得策と考えたのだろう。更に言えば、実際八百長のやり取りが携帯に残っていることが確実なためと考えるのが本当のところだろう。

 そして携帯を提出しない事で処分を受けた方が、八百長を認め処分される事の方が処分が重いと判っていればそうするのも道理である。

 もし、全ての力士が携帯の任意提出を行えば相当の八百長の証拠が上がると考えた方が良い。
 しかし、これを逆に考え、全力士に携帯の任意提出を求め、提出し八百長の証拠が無ければその力士は八百長を他の方法でしていたとしても健全な力士と認定すると発表してしまえば、形勢も変わるだろう。

 ただし、そうなれば八百長をしていない力士が少数派だった場合、相撲界は終わるだろう。そういう観点から言えば、このまま今の灰色の力士たちをスケープゴートにして収束を図ろうとするのが相撲協会としては、最善の策といえる。

 まあいずれにしても、相撲の魅力が無くなったのは、日本人力士の弱さである。モンゴル人の横綱に優勝を独占され続けていると言うのは、見るものの興味を失わせる。
 お互い八百長を繰り返していれば、勝ち星が8勝ギリギリに近づいていくのは当然で、優勝争いに加わる事は難しくなる。

 もし相撲が生き残るとしたら、八百長をしないことを旗印に新日本相撲協会を作り、日本相撲協会と対立するくらいの勢いが無いと難しいだろう。