迷走

 晴れ、高層に雲が浮かび、空全体に薄く雲がかかったように見える。西の空には灰色の大きな雲が浮かんでいる。日本海側は雪だろうか?気温は、今日も低くマイナス5度以下だろう。

 何やら日本が迷走している風に見えるのは気のせいかと思いきや全くもって迷走していた。

引用 読売新聞(http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110309-OYT1T00007.htm

主婦年金、追納期間を拡大…現行救済策は廃止

 政府は8日夜、専業主婦の国民年金切り替え忘れ問題に関する関係閣僚会合を首相官邸で開き、国民年金法の改正で救済実現を目指す新たな救済策を決定した。

 現行の課長通達による救済策は廃止し、〈1〉特例的に過去に未納だった全期間の保険料の追加納付を認める〈2〉未納期間は年金加入期間に算入するが、年金給付額には反映させない「カラ期間」とする――ことが柱だ。政府・民主党はこうした内容を3年間の時限措置として盛り込んだ国民年金法改正案を今国会に提出し、成立させたい考えだ。ただ、野党側は、細川厚生労働相の辞任を協議の前提とする構えで、調整は難航しそうだ。

 誰がこの迷走を止めることができるのだろうか?

 最近息を吹き返してきたかのように見える自民党だが、あの与党の追及ぶりは、以前、野党に国会軽視と攻撃していたやり方と同じ、そして追及すれば追及するほどに露わになるのが、国会議員の無能さである。

 きっと自分の選挙のこととそれ以外は息抜きとばかり遊び歩き、政策を勉強する時間もないのだろう。大勢の国会議員がいればきっと何パーセントかの人間が勉強するかもしれないと思っていたらそれもない現実に日本の行く末を案じるが、それもすでに遅きに逸したのだろう。

 勉強もせず、どこからか引っ張ってきた知識をひけらかしそれでいっぱしの国会議員のバッジをつけ大手を振って歩く姿は滑稽でもある。これなら国会議員など不要である。今の定数の半分にすべきだろう。日本全体の人口も減っていることだし、それが当然という理屈も通じる。

 それに対して批評するマスコミのレベルもまさしくそのレベルにあったもので、まるで三流週刊誌やワイドショー的な記事を堂々と載せる新聞を筆頭に、TVの軽佻浮薄さは目を覆わんばかりのものである。
 
 もしかすると国会議員やマスコミそのものが国民のレベルを映す鏡だとしたら、まさしく国民レベルがこれだけ低下しているのだということで空恐ろしくなるわけである。

 かくいう自分もこのレベルのことを書き続けること自体、そのレベルということなのだろう。まさしく天に唾する行為である。