暑い夏

 曇り、気温は左程高くない。

 今日から夏休みが始まったのか、朝7時のラジオ体操に出かけたあとの小学生を見た。朝早くから小学生を見ると夏休みが始まった感じがする。

 昨日の午後は、丁度テレビのアナログ放送が終わった日である。試しにアナログのチャンネルを見ると、今日でアナログ放送が終わったというテロップが表示されていた。
 あまりこれで時代が変わったという感じはしないのだが、今まで長らく使われた技術も何時か終わりを迎えるという何らかの節目なのだろう。

 アナログ停波で空いた周波数帯は、他の用途で使われる予定だということなので、新しい時代の切っ掛けを作って欲しい。

 そして、夏の甲子園の南北海道予選の決勝を見たのだが、駒大苫小牧に、あの夏の甲子園で優勝した選手の一人であった佐々木監督がいた。
 あの優勝選手が、監督として高校野球に帰ってくるというのも考え深いものがある。

 試合は、北海との追いつ追われつの試合となった。

 最終回に両校が同点になり延長に持つれこんだ、そして結果は北海の勝利だったのだが、9回に苫駒の選手が泣いていたのが印象的だった。その姿に隠された彼らが持つ何か思うものがあったのだろう。

  しかし、あの時点で勝利の女神は北海についたと思った。これは何も霊的なものではないが、追うもの追われるものそして最後に追いついた者の中に勝利に対する欲望がそこで完成したことで満足感が得られたと思う。そこに勝利の女神は存在しない。

 勝てばこの試合が最後ではない。また甲子園で試合が続くのである。それを見越しその涙は取っておくべきだった。
 
 しかし、このチームも2年生1年生主体のチームである。この涙を次につなげて欲しい。

 しかし、高校野球は、高校生の投手にとって過酷なトーナメントである。勝てば勝つほどにチームのエースは酷使される。あの連投の連続で故障しない方がおかしい。
 その点でいえば、今日ハムのダルビッシュ投手、楽天の田中投手などは矢張り体も選ばれた選手なのだろう。

 この甲子園という目標のために、幾多の好投手が消えていった。それは、この先のプロ野球の成長にマイナスの影響を与えていたのは間違いない。

 高校野球にも投球数制限、連投禁止の制約を設けるべきである。