札幌 vs 京都

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 函館に試合を見に行きました。

 函館に向けて土曜の午後出発したのだが、高速の途中千歳付近から50km規制が始まり、対向からはパトカーが赤色灯を付けて通り過ぎる。
 出発前、丁度12時頃に大雨が降ったので、あの雨は通り過ぎたと思っていたのにそれは間違いだった。苫小牧辺りからワイパーを強にしても追いつかないほどの豪雨に見舞われた。その降り方は尋常ではなかった。しかしその雨は、登別を過ぎると止み、それからは問題なく函館に到着した。

 日曜日は、本当にきれいな青空だった。地平線近くには入道雲が湧き上がり小学生の絵日記に登場しそうな景色である。11時開場に合わせホテルを出て問題なくバックスタンドになる芝生席に陣取る。その芝生もきれいに手入れされまるで絨毯のようであった。

 また、正面入り口には、出店が出ていたが余りの行列に並ぶことをやめてしまったが、函館名物の「ラッキーピエロ」「ハセガワストアー」が店を出していた。

 試合は、中3日の札幌に対して1週間の間が有った京都、その違いは選手の動きにあった。更に札幌は、出場停止の宮沢選手の代わりに河合選手がボランチに入り、岩沼選手とのダブルボランチになる。その空いたポジションに、櫛引選手が入り、右サイドに上原選手が入った。

 最初、高木選手の名前が無く驚いたが、どうやら怪我らしい。そのため前回千葉戦から後ろの並びは変化してしまい安定感は少し乏しかったように見えた。

 そして試合開始早々、京都が攻め上がり相手のヘディングをホスン選手が一度止めたがその跳ね返しを相手の中山選手に豪快に蹴り入れられ失点してしまう。
 京都選手の出足に、札幌の選手の足がついていけず後手に回った結果である。その後も京都の上手いパス回しから何度かゴール前に攻め込まれるが、ラストを何とかしのぎ前半を0−0で終える。

 後半開始、京都は自分たちのリードを守ろうとしたのか少し札幌をいなそうと動きのテンポを変える。札幌は相手陣内でボールを回し、その中でボールを受けたジオゴ選手がするすると前進しミドルシュートを打つ。それが見事にゴールする。相手キーパーもシュートを予想していなかったのかもしれない。

 1−1と同点となり、京都が攻め上がる、札幌は自陣で砂川選手が右サイドをドリブルで駆け上がり、見事なパスを近藤選手に通す。相手はまえ掛かりとなっていたため、あいてDFが近藤選手と並走する形となった。相手の足が止まったところでキーパーと1対1になったところで近藤選手が冷静に相手キーパーの右脇を抜き勝ち越し点を決める。

 その後、まさしくヘロヘロになった札幌の選手の間を京都の選手が動き回ってシュートを打つがそれが決まらない。まさしく天が味方した形でゲーム終了。

 札幌が4連勝を飾る。最後に観客席を回る選手の顔は、本当につらそうであった。できることならきっと芝生に突っ伏したい気持ちだっただろう。

 シュート数は圧倒的に京都が上回ったが、勝利は札幌となった。本当に試合は判らない。ただ、こういった試合が有り、逆に優勢でも勝てない試合が札幌にもあるだろう。この先昇格という2文字が目の前にチラついてきたとき、果たしてどうなるか、こちらはハラハラしながら見守るしかない。