空から降るもの

 晴れ、雲は殆ど無い。気温もここ数日に比べれば暖かい。

 毎日、毎日、時間は知らぬ間に経ち、そして色々なものが変わって行く。安定などそこには無いことを気付かされてしまう。

引用 共同通信http://www.47news.jp/CN/201109/CN2011092701000063.html) 

隕石か、爆発で女性死亡 アルゼンチンに火の玉落下

 【リオデジャネイロ共同】アルゼンチンの首都ブエノスアイレス郊外で26日未明(日本時間午後)、空から落ちてきた火の玉によって爆発が起き、近くの民家で就寝中のペルー人女性(43)が死亡したほか、少なくとも8人が負傷した。スペイン通信が伝えた。火の玉は隕石の可能性があるという。

 地元では、日本時間24日午後に落下した人工衛星「UARS」の部品との臆測が広がったが、AP通信は米航空宇宙局(NASA)の情報として、部品は南米には落ちていないと伝えた。

 26日の爆発では民家2棟と車両3台が大破した。近隣住民が、爆発前にも複数の火の玉が空から落ちてきたのを目撃しているという。

 
 人工衛星の落下のニュースは24日だった。その衛星の部品の一部ではないというが、それと同様に空から落ちてきた隕石が今回の事故の真相だとしたら、おちおち寝てもいられない。
 
 今回は、空からものが落ちてきたが、反対に宇宙に核のゴミを捨てるという話がある。宇宙は、宇宙線に満ち溢れ核のゴミが有ったとしてもそれ程変わらないからである。

 ただし、今の技術だと、それを捨てるためのロケットの発射費用や、発射に失敗したときのリスクを考えると実用化になることはないだろう。

 今回の原発事故の影響で人間が住めない地域が出来、それを住めるレベルまで除染を行うとすれば莫大な費用が発生する。その費用までを東京電力は負担できないであろうから、国が負担することになるのだろう。
 そしてその除染で集まった放射性物質をどう処理するかがここ当面の課題となる。きっとまた結論は先延ばしにされ、福島原発の近くに一時処分場という形で決着がつくのだろう。

 だれも、100年先のことは保証できないし、100年経てば今回の被災を経験した人は居なくなるわけで、その後の事を考えて人間は行動しない。その典型が政治家であり官僚である。

 確かに今、100年後のために最終処分場を決めたとしても、きっとどこかの時点で何かトラブルが必ず起こる。100年後に海面の上昇で大部分の陸地が水没してしまい、最終処分場の近くに人間が住まなければなら無いとも限らないのだ。

 人間の営みをはるかに超えた放射性同位元素の寿命は、改めて人間の力の範囲が及ばないものだと気付かされた。