J2展望②

 晴れ、ここの所快晴が続いている。気温も今日は昨日より高かったのだが、TVの天気予報番組では10度以下の様だった。


 昨日は、コンサドーレ札幌に試合は無く、他のチームの試合が有った日である。結果は、

 栃木 0−1 岐阜
 千葉 0−1 京都
 F東京 2−0 北九州
 徳島 1−0 熊本

 F東京 54
 札幌 50
 徳島 49
 鳥栖 47
 千葉 47
 栃木 42

 それぞれの試合は、スカパーで随時チャンネル切り替えながら流し見ていたのだが、昇格争いはこの6チームに絞られたのではないだろうか?

 その中で、栃木はパウリーニョ選手の故障で徐々に苦しい状況に陥っており、この先昇格するとすればやはり得点できるスーパーな選手が登場するしかない。守備的には安定しているので、そこがポイントになるだろう。

 更に、昨日負けてしまった千葉だが、試合は本当に優勢に進めていた。だが決めきれなかった。
 しかし、潜在能力は優れているので波に乗れば復活するだろう。残り試合が徐々に少なくなってきた状況で、選手の気持ちをきれさせないようにする何かが必要だろう。それがオーロイ選手か。

 徳島は、しぶとく勝ち点を稼いでくる。間違いなく負けないチームである。GKを含め守備は良く、大量失点は無いだろう。ここも得点力はそれ程無いので、残り試合引き分けが多くなると予想する。

 最後にFC東京であるが、昨日の試合を見ていてもここに来て選手が自信を取り戻し始めているようである。後半、北九州のペナルティエリア内のファールがシミュレーションにとられたあたり運がある。あれは間違いなくPKであった。
 更にチームにルーカス選手が復帰したことも大きい。運動量は無くなったが、狭い上下動でもボールを落ち着かせることができるため、チームの潤滑油になっている。この役割を開幕当初は、梶山選手辺りに期待していたのだろうが、その器ではまだ無かった。それが開幕ダッシュに失敗した原因である。


 昇格の本命は、FC東京であるのは間違いない。それに続くのは、札幌、徳島、鳥栖の三チームだろう。得点力でいえば、鳥栖が頭一つ抜け出している気がする。札幌、徳島は、残り試合、得点力が少ないためにどちらかと言えば相手に得点を入れさせないような守備的試合が多くなるだろう。そのため最少得点で逃げ切るゲームが多くなるので、それ故引き分けが多くなるのではないだろうか。 

 その点でいえば、鳥栖もそういったカラーのチームだが、韓国人監督らしく、ガツガツ当りの強いゲームをしてくる、その部分でイエロー、怪我が多くなるのではないだろうか、その辺りのマネジメント次第だろう。一つ抜け出すとしたらこのチームではないだろうか。

 札幌は、ここまでそれなりに得点を重ねているが、その得点力も水物である。ジオゴ選手もまだ周囲の選手を上手く使えるようにはなっていないし、シュート力もそれ程ない、それをカバーするのは矢張りベテランの砂川選手である。
 これ程、夏場の体力勝負の時期にこれだけ体を動かせる選手だとは今まで見ていて知らなかった。うれしい裏切りである。彼の視野広さは、チームの攻撃のアクセントになっている。もう一つ、彼の考えとジオゴ選手の考えがシンクロすれば面白い攻撃ができるだろう。もう一つの、内村選手、近藤選手のコンビは、上手く機能しているので、この4人の息がもっと合うようになれば爆発的な攻撃力を発揮できるだろう。抜け出すにはそれしかないと言っても良い。

 勝手な予想であるが、残り試合の対戦相手の好不調も関係してくるし、札幌にとって10月のアウエイ三連戦の勝敗が大きく運命を左右する。
 更に昇格するチームにとって、今は京都、大分、東京V、草津辺りが台風の目になりそうでこのチームと対戦が残るチームは試練が続くだろう。と思って残りの対戦チームを見てみると、一番札幌が苦しい対戦相手とばかり当るようになっていた。