ジョブズ

 曇りだが、東の空の雲の隙間から朝日が差す。夜中は、突然の豪雨で目を覚ましてしまった。それほど土砂降りの雨だった。
 その雨を見るため、パジャマのまま玄関の軒先まで出てみた。音は凄いのだが、辺りが暗くてはっきりその雨の勢いは確認できなかった。夜中に雨は見えないことが良くわかった。



引用 スポーツ報知(http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20111006-OHT1T00293.htm
 

「ハングリーであれ、愚かであれ」アップル創業者・ジョブズ氏死去

 米電子機器大手アップルは5日、共同創業者のスティーブ・ジョブズ最高経営責任者(CEO)が同日死去したと発表した。56歳だった。携帯音楽プレーヤー「iPod(アイポッド)」、多機能携帯電話「iPhone(アイフォーン)」、多機能端末「iPad(アイパッド)」など、革新的な大ヒット商品を世に送り出し、経営不振だったアップルを世界最大のIT企業に導いたカリスマ経営者だった。

 昨日のことであった。そのニュースは直ちにTV、新聞で伝えられた。

 別に自分はアップル信者でもなく、今までアップル製品を所有したことは無い。仕事で一時期使用していただけで、その使いやすさというのもそれ程実感が無かった。
 それは何といっても本体は高額だったし、インストールするソフトも高額で、結構、爆弾マークが出ることが多く、自分的には使えないというレッテルを貼っていた。それでも医療系は昔、マック使いが多く、端末がそこそこあり、故障したときや、繋いだ周辺機器が認識されないという相談を何故かマック信者でない自分の所に来て、仕方なく対処していた時期が有った。

 その時に必ず言った言葉が、「windowsなら原因が判るのですが」だった。その頃は、マックの周辺機器はSCSIで繋がれ、そのつなぎ方の順番で機器が認識されないなど、Windowsを使うものにとって信じられないことが平気で起こり、何度、OSを入れ替えたことだろう。
 
 しかし、その頃から、徐々に端末は、DOS/V、Windowsという流れの中で、世の中の端末の9割がWindows端末となり、MSが独占禁止法に引っ掛かるからとアップルを支援した程、徐々にその姿を減らしていった。

 その頃のアップルの経営者は、ジョン・スカリーだった。

 その後の低迷期を経て、突如ジョブズがアップルに舞い戻り、皆が知っているようなコンピューターデバイスというよりも、それ以外のヒットでアップルを今の地位に押し上げた。

 誰もがアップルを終わった企業と考えていたのに、その復活は驚きだった。最初に出たiPodも当時携帯オーディオの主流だったウォークマンと熾烈な争いをし、SONYを栄光の座から引きずり下ろしたのはついこの間である。その影響でSONYの事業が低迷しだしたと言って過言ではないだろう。

 たぐいまれなる才能と、色々な技術者を巻き込む力は矢張りカリスマというべき人物であった。男なら誰しもあのようなカリスマ性を持った人物になりたいと一度は思ったことだろう。

 その才能も力も、人間としては無力で、その病魔に勝つことはできなかった。

 果たして、これからもそれに続く技術者がキラ星のごとく生まれてくるのだろうか?この世から姿を消したジョブズは何を思って死んでいったのだろう。