この時期でもプロ野球

 晴れ、気温はマイナス10度くらい。


 北海道の民放の朝のスポーツニュースは、必ず日ハムがトップである。

 他のスポーツが世界大会で活躍したとしても、日ハムはメインから外れることは無い。

 確かに、連日札幌ドームを満員にするコンテンツに違いは無いが、それでも道内の冬は、やはりウインタースポーツが先ではないだろうか?

 日ハムならわざわざ沖縄キャンプまでいって、チームの紅白戦の話題まで放送するのに、道内で行われている、JBL、アイスホッケーなどの話題には取材にも行く様子は無い。どこが地域密着なのだろう。

 民放は、視聴者とスポンサーはどちらも大切なのは判る。しかし、スポーツニュースに関しては、日ハム一色では視聴者も離れるだろう。

 プロ野球は、春に開幕して冬手前まで試合がある。そのため、スポーツニュースとしてはネタに困らない。更にパリーグは6球団しかないので、優勝の確率は6分の1と高確率である。最後にはプレーオフなどという仕組みがあり、真の日本一決定戦は、短期決戦になってしまっているので、一年中野球という興業を続け、最後に短期決戦の日本シリーズを行っているようなものである。

 大リーグのように、多くの球団が争っているなら判るが、6チームしかないリーグでプレーオフをやるのがそもそもの間違いだろう。

 結論から言えば、道内民放は、プロ野球というコンテンツに力を割きすぎである。もっと冬ならでのスポーツを報ずるべきだろう。それでこそ地域密着だと思う。