ユーロ

 晴れ、今日は暑くなりそうである。クールビズという名前が始まってどのくらい経つだろう。


引用 ロイター(http://jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2012060100006) 

【ニューヨーク、ロンドン時事】31日の欧米外国為替市場では、欧州信用不安を背景にリスク回避の動きが強まる中、ユーロが急落、対円相場は一時1ユーロ=96円48銭と96円台に突入、11年半ぶりの円高・ユーロ安水準となった。

 円は対ドルでも上伸し、1ドル=78円台前半と3カ月半ぶりの高値で推移した。

 この日は欧州から特段の悪材料はなかったものの、スペインの銀行問題や再選挙を控えたギリシャ情勢をめぐる懸念を背景としたユーロ売りが続いた。米国の民間統計で就業者数の伸びが予想を下回ったことなどから景気の先行き不安が広がり、安全資産とされる円買いが一気に加速した。

とうとう引き金が引かれたようだ。この連鎖は、シルクロードを渡って日本に伝来するだろう。今の世の中の不透明さを更に暗闇へと世界を引きずり込むのかもしれない。

 だからといって、今の日本人の生活にどの程度の影響を与えるかと言えば、目に見えるほど直ぐには出てこないだろう。その歩みは駱駝の歩み程度かもしれないし、黒船程度かもしれない。

 この状況を素直に読めば、EUは、一人勝ちしているドイツがどれだけ他の国に利益供与ができるかにかかっている。更に、貿易相手国の中国の動向だろう。この影響をもろにかぶって機能不全に陥るか、社会主義国の仕組みを上手く利用して富の流出を防ぐのか気になるところである。

 更にもう一つの新興国であるブラジルを含む南米の経済動向も今後の世界の経済の動きに連鎖してくると思われる。また新興国の中では、インドが一番不安定なのかもしれない。

 世界が不安定になれば成る程、戦争のリスクが高まる。一度動き出せば、世界が滅びるまで長引くのかもしれないし、一瞬で決着がつくものかもしれない。

 そういう物騒な世の中の空気を少しずつ感じながら2012年が過ぎるのだろう。