バイク

 曇りがちの晴れ、気温は低いが、生暖かい風が吹いてくる。


 夏が近づくにつれ、道路をバイクで走る人が増えてきた。この季節暑すぎず寒すぎず快適な事だろうが、やはりその身軽さから車を縫うように走る輩が多い、それが近年目立つように感じるのは自分だけだろうか?

 バイク乗りも、自分は自転車のような乗り物に乗っているのでは無く、自動車の一つと考えて運転貰いたいものである。

 例えば、片側二車線の並行している車と車の間をまるでスラロームするように走り抜ける。きっと走り抜ける時は、気分が良いだろうが、抜かれる側が何時も後ろを気にしているわけでは無く、前に何かあれば急な車線変更もする人間が運転していることを忘れてもらっては困る。

 ウィンカーを点けて車線変更をするときは大丈夫だろうが、ウィンカーを点けずに車線変更する輩は多い。そういった危険性を承知の上で運転してもらわなければ困る。バイクの後を走る車の身になってもらいたいものである。

 バイクは、車と違って身を守るものは、頭のヘルメットくらいしかない。それ以外は、完全に生身の体をむき出して走る。何かに当れば直接体に当るし、2輪なので簡単にこけてしまう。こけてしまえば体は直接アスファルトの路面に接触するわけである。

 自分の身は自分で守るのが少なくとも最低のルールである。更に言えば単独事故でもその影響は他者にも及ぶことを知って運転してもらいたいものである。