震災瓦礫

 曇り、強い風が吹き始めた。朝6時の気温で12度と少し寒い。今日は、半袖は無理だろう。

引用 読売新聞(http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20120618-OYT8T01308.htm) 

 東日本大震災から約1年3か月を経て、秋田市の穂積志市長が18日、岩手県野田村の災害廃棄物を8月下旬から本格的に受け入れると表明した。県内で受け入れを正式に表明したのは、大仙市、仙北市に続く3例目。秋田市は、放射能の安全確認に万全を期して震災がれきを処理し、被災地の復興に寄与したいとしている。

 震災のがれきの引き受けのニュースである。確かに反対する人の感情も良く判るが、放射線の影響が極めて小さい場合、こういった震災復興に向けての協力は、日本人として当たり前のことだと思う。

 人が生活する上で、何事も許容範囲が有ると思う。例えば空から降る雨も、雨粒の核となるものは、空気中に浮いた塵である。その塵の中にも有害物質が含まれているかもしれないが、それが水に対して含まれている量がほんの僅かだから受け入れられるということがある。もし雨が強酸性で有ったとしてもそれが空から降る分には、拒否はできない。そのわずかの含有も許さないというなら地上に生活することもできない。

 ただし、その事故を起こした原因も、許容しろというのではない。その責任は、きちんと取らせるのは必要である。でもそれから発生し、何ら罪もない地域の人たちが、自分たちの生活の再生に苦労しているときに、許容範囲のものを締めだしてしまえば、そこに国という形は存在しないことになる。もし同じ日本国民だったらそういった互助精神も必要になるだろう。

 しかし、事故から1年以上経過し、漸く事故の原因調査が始まった。東電並びに政府の事故対応について本当にどういった対応を行い、指揮命令系統がきちんと機能していたのか明らかにしてほしい。