シャープ

 曇り、気温も朝の6時で19度と少し低い。

引用 日本経済新聞

 シャープは複写機やエアコンなど主要事業を売却する検討に入った。スマートフォン(高機能携帯電話)向けの液晶パネルをつくる亀山工場(三重県亀山市)を別会社にして、他社からの出資を受け入れることも検討する。同社は今期の最終損益が2500億円の赤字になる見通し。中小型液晶など競争力のある分野に事業を絞り込み、金融機関の支援を取り付けて経営再建を急ぐ。

 シャープの事業縮小の規模が穏やかではない。これなら分社化して生き残れる企業はそれぞれ生き残りを図って貰う方が良いだろう。そうでなければ、シャープ本体も何時か消えてしまうことは明らかである。

 このことは、シャープだけの問題ではない。今まで日本の優良企業として目された、電機、自動車、鉄鋼などの主要産業もこれから先、雪崩を打って崩壊する恐れがある。それは、日本売りにもつながる恐れがある。

 果たして、日本はそういった産業抜きにした社会を構築することができるだろうか?江戸時代のように鎖国を行い、自給自足で日本社会を運営する気概が日本国民に有るのならそれも仕方が無いが、過去の栄光を背に、生きて行くなら、産業保護をどこかでしていかないといけないだろう。

 バブル崩壊後迷走を続けながら今に到達したわけである。その長い時間、無為に過ごしたと言って良い。この日本の姿は、今繁栄を続ける中国やインドのような国にも言えることだろう。