iPS細胞その後

 晴れ、昨日の夜中は酷い雨と雷だった。

引用 読売新聞(http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20121014-OYT1T00528.htm?from=ylist) 

iPS細胞(新型万能細胞)を使った心筋移植について虚偽発表をした森口尚史氏(48)は、内容に虚偽があったことを初めて認め、「研究者としての仕事をやめる」と述べた。

 記者会見は13日午前10時(日本時間午後11時)から米ニューヨーク市内のホテル会議室で開かれた。日本の主要メディア各社が詰めかけ、2時間を超えても続いた。

 水色のシャツにグレーのジャケット姿で現れた森口氏は当初、落ち着いた口調で報道陣の質問に答えていた。しかし、会見が始まって1時間近くたってから、米国内でiPS細胞を使った心筋移植を6件行ったとした研究発表のうち5件について、手術の事実がなかったと認め、予定していた手術だなどと弁明した。

 iPS細胞の話題が、山中教授の快挙が、森口氏の嘘によって何かうさん臭い物に変わってしまったのは本当に残念なことである。このニュースを流した新聞社の罪は重い。

 いつの世にもほら話を誠しとやかに話す輩は数多く存在する。その話を一つ一つ真実として取り上げていたらニュースにはならない。それを記事にしていたらまさしく虚構新聞である。

 このニュースを報道するのは、もうやめるべきである。一人のほら話をそこまで時間を割いて放送、報道する義務はないだろう。只のほら吹きの与太話で済むことである。

 このために、本来なら報じられるべき、山中教授の色々な話や、今後の日本に於いての研究などを報じずに終わってしまう事は日本の損失に他ならない。

 色々な新聞社が続報を追いかけるからこんなことになる。帰国後の記者会見など開く必要は微塵もない。それこそニュースの価値が無いものにそれ程力を注ぐ、報道各社の姿勢こそ問題である。